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2019.09.27

京都の老舗製造会社が語る、福岡のWeWorkにサテライトオフィスを設立した理由

  • Interview
  • 採用強化
  • 働き方改善
  • コミュニティ形成

今回お話を伺ったのは、第一精工株式会社の総務部システム課課長代理、矢野 仁さんです。創業56年の第一精工は、コネクタや自動車部品などの開発や製造を主軸とした事業を国内、海外に展開しています。本社を京都に、工場を福岡に構えていることから、社員に柔軟な職場環境を提供することを目的にWeWork に入居されています。

今回は、そんな働き方改革の実現に向けた具体的な取り組みに関して、テレワークの導入、社員のモチベーション向上、採用強化といった様々な切り口でお話を伺いました。

「朝から夕方までオフィスで仕事をする」はもう古い!?

ー御社の事業内容に関して、具体的にどのようなことをされているか教えてください

弊社は、コネクタや自動車部品などの開発や製造を行うモノづくりの会社です。現在、世界で11か国35箇所に拠点を設けています。私は、総務部システム課で社内システムの企画・導入・運用を管轄していますが、社員のモチベーション向上に向けた職場環境の見直しも行っています。

ー WeWork の入居背景を教えてください

弊社は、京都に本社を構えているのですが、福岡県の小郡、大野城、大刀洗に事業所を構えています。国内従業員全体の2/3が福岡の事業所に常駐しているのですが、どの事業所も都市部から離れているため、サプライヤーとの打ち合わせや採用活動、出張者の訪問時に非効率性を感じていました。

そのため、福岡の中心地である博多・天神に拠点を設けることになり、当初はリース契約でのオフィスを探していました。しかし、WeWork 大名の話を知り、コワーキングという新たな働き方の可能性を探ることで今後会社が目指すべき方向が見えるのではということで、まずはトライアルとしてデスクを1席契約しました。

その後、WeWork の活用方法が少しずつ見えてきたこと、そして働き方改革の実現に向けた職場環境の改善を積極的に行うこと、この2つの理由から今年の2月に4人部屋に拡張しました。弊社は非常に歴史ある会社なので、テレワークの導入一つにとっても、実際に運用するまで時間がかかってしまいがちです。

昨今、テレワークを導入する企業が増えていることから、働く場所に囚われることなく自由に働けるという環境の重要性は理解しているものの、「朝から夕方までオフィスで仕事をする」という従来の働き方を変えること自体に抵抗があったのです。

だからこそ、まずは WeWork をテレワーク導入に向けたトライアルの絶好の機会として捉えることにしました。その他には、社員のモチベーション向上に繋がる施策の打ち出し、採用活動の強化、そしてサプライヤーとの打ち合わせの場としての利用も考えていました。

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WeWork に訪問した社員の大半が働き方の多様性に賛同!
社内で生まれはじめた働き方における意識変化

ー WeWork 入居後、どのような効果がありましたか?

まず、テレワークなどの新しい働き方を社内に浸透させるため、社内に向けて WeWork への訪問を推進し、これまでに社員175人が WeWork 大名に訪問しました。大半の社員がテレワークの導入や他の企業との交流を含めた働き方の多様性に賛同していることがわかりました。

また、海外から出張で来る社員が出張で日本を訪れる際、WeWork 大名を拠点として利用してもらうこともできるので、会社全体で見ても仕事の効率が上がっていると思います。

それだけではなく、人中心のワークスペースデザインやダイバーシティーの推進、プラスチックフリーなど環境に配慮した取り組みといった、WeWork が提供する価値に大きな刺激を受けて、弊社の中でも職場環境が少しずつ変化しています。例えば、ペーパーレスの採用、フリーアドレスの導入、そして工場内ではスタンディングチェアーを採用するなど、全社的な取り組みが実現できています。

訪問した社員が働いている様子

テレワーク以外にも、社員のモチベーションを向上するための施策として、「ちゃんと人生つくるプロジェクト」という社員が自由に参加できるセミナーを定期的に開催しています。WeWork に入居して一番感銘を受けたのが、WeWork のイベントでした。

これまで私が参加してきたビジネス系のイベントは受講スタイルのものばかりでしたが、WeWork だとお酒や軽食を楽しみつつ、様々な人とカジュアルに話せるようなイベントだったので、同じことが社内でもできたら、コミュニケーションの輪が広がり、社員のモチベーションアップにも繋がるのではと思ったことがきっかけでした。

WeWork のコミュニティを最大限に活用することで、社員の自己成長にも繋がるようなことができるのではと考え、入居メンバーの皆さんにセミナーの企画や講師をお願いしています。これまでに、5回実施、115名の方に参加いただき、資産形成や保険、教育など生活に役立つテーマでセミナーを実施し、好評いただいています。

ービジネスパートナーとの打ち合わせや採用活動など、社外的な面ではどのような影響があるのでしょうか?

WeWork 大名に拠点を持つことで、サプライヤーやベンダーとの打ち合わせが効率的に行えるようになりました。これまでは、ここから1時間以上離れた小郡市で打ち合わせをしていたので、頻繁に打ち合わせを行うことはできませんでしたが、WeWork に入居してから7ヶ月間で196人が訪問しています。

採用面に関しては、今年の5月から企業説明会を WeWork で実施しているのですが、これまで実施してきた中で最も学生の反応が良いですね。今までは、福岡の事業所や貸し会議室を利用していたのですが、堅苦しい雰囲気が出てしまい学生と私たちの間に距離があったのです。

しかし、WeWork だとコミュニティエリアのソファーで話すだけで、一気に雰囲気が和らぐのです。面と向かって話すよりも隣同士で話した方が学生も緊張が解けて本音で話してくれやすいみたいですね。

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WeWorkのイベントにて自社のプレゼンテーションを行う様子

ー今後の展望を教えてください

私たちは、社員により良い職場環境を提供したいと強く思うからこそ、スペース利用を目的としたシェアオフィスやコワーキングオフィスではなく、コミュニティベースの WeWork を選びました。今後は新規事業にも参入していきたいと考えているので、WeWork のコミュニティを最大限に活用して、企業コラボレーションなども行っていきたいです。