WeWork 内観
2020.11.30

在宅勤務で増えるリモートハラスメントとは?原因や防止策を考える

ナレッジ働き方改善

新型コロナウイルスの感染拡大により、在宅勤務というニューノーマルな働き方が拡大・定着しました。テレワークには多くのメリットがある一方で、「リモートハラスメント」と呼ばれる新しい問題が浮上しています。

本記事では、在宅勤務の拡大により増加している「リモートハラスメント」とは何か、また、その原因と防止策について詳しく解説します。

在宅勤務者の増加

新型コロナウイルスの感染拡大により、在宅勤務を導入する企業が増えています。2020年4月、株式会社NTTデータ経営研究所とNTTコムオンライン・マーケティング・ソリューション株式会社によって「緊急調査 パンデミック(新型コロナウイルス対策)と働き方に関する調査」が行われました。この調査によると、2020年1月時点では、テレワークを導入している企業が2割弱だったのに対し、4月には4割に達したことが分かっています。

また、同調査にて、新型コロナウイルスの感染拡大により、緊急的にテレワークをしている従業員の9割が在宅勤務を行っていることも明らかになっています。ワークライフバランスの確立や通勤時間の削減など、多くのメリットがある在宅勤務ですが、最近では「プライベートと仕事の線引きが難しい」「リモートハラスメント」などといった課題も浮き彫りになってきています。

在宅勤務 イメージ
Freepik

リモートハラスメントとは?

リモートハラスメントは、在宅勤務やフレキシブルオフィス勤務などのテレワーク中に発生するハラスメントのことを意味します。例えば、Web会議中やオンラインチャット上で受けるハラスメントは、リモートハラスメントの一種です。別名「テレワークハラスメント(テレハラ)」とも呼ばれています。

リモートハラスメントにあたる行為

テレワーク下におけるリモートハラスメントには、具体的にどのような行為があるのでしょうか。ここでは、テレワーク中に起こりうるリモートハラスメントを、セクハラ・パワハラに該当する行為の2種類に分けて紹介します。

<セクハラ的な行為>

まずは、「セクハラ」に該当するリモートハラスメントの行為の例を見ていきましょう。

・室内の様子を映すことを求められる
在宅勤務でのオンライン会議では、Webカメラに少なからず室内の様子が映り込んでしまうことがあります。勤務中とはいえ、自宅という環境はあくまでもプライベートにあたる空間です。そんな室内の様子に関して必要以上に言及することはもちろん、室内の様子を映すようにと求めることはリモートハラスメントに該当します。

・化粧の有無や服装について指摘される
Webカメラに写った自分の姿について、常識の範囲内を超えた指摘をすることは、リモートハラスメントに該当します。これは、社内で従業員の容姿や体型について発言することがセクハラに該当することと同じ原理です。

・1対1でのオンライン飲み会に誘われる
一般的に、上司と部下が1対1でお酒を飲むことはセクハラにつながりやすい行為です。例え飲み会の場がオンラインだとしても、「オンライン飲み会にしつこく誘われる」「1対1で飲もうと誘われる」といったことは、リモートハラスメントの代表例といえます。

注意 イメージ
Freepik

<パワハラ的な行為>

続いて、「パワハラ」に該当するリモートハラスメントにはどのような行為があるのか紹介していきます。

・業務に関係のない説教をされる
在宅勤務中のWeb会議にて、長々と業務に関係のない話をされたり、業務に関わりのない指示や説教をされたりすることはリモートハラスメントに該当します。これは、在宅勤務により、公私混同してしまっていることが原因だと考えられます。

・同居者の声や生活音について不快感を示される
在宅勤務では、自宅で生活する家族の声や生活音が相手に届いてしまうことがあります。誰しもが自宅で理想の勤務環境を整えることはできないにも関わらず、必要以上に「子どもの声がうるさい」「どうしてこんなに生活音がうるさいのだ」といった不快感を示すことは、リモートハラスメントにあたる可能性があります。

・Web会議を過度に求められる
Web会議は、テレワーク中に欠かせないコミュニケーション手段のひとつですが、業務に支障をきたすほどに、オンライン会議を求めることは危険信号です。業務に欠かせない重要な会議であれば別ですが、「プライベートへの干渉」や「監視」を目的にオンライン会議を過度に求めることは、リモートハラスメントに該当します。

疑問 イメージ
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リモハラが起きてしまう原因

一見、セクハラやパワハラとは無縁に思えるテレワークですが、どうしてリモートハラスメントが起こってしまうのでしょうか。在宅勤務において、リモートハラスメントが起きてしまう主な原因は以下の2つが考えられます。

原因① 上司がテレワークという働き方に慣れていない

ハラスメントが起こる時点で、上司の人間性に問題があるとはいえ、在宅勤務で避けられない側面がリモートハラスメントを引き起こしているということは充分に考えられます。

まず、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で急速に在宅勤務が普及したことにより、部下はもちろん、上司もテレワークという新しい働き方に適応できていないことが原因として考えられます。Web会議のやり方や頻度、コミュニケーションの取り方など、上司自身も不慣れな部分が多いため、リモートハラスメントに該当する不適切な言動が目立ってしまいます。

原因② 仕事とプライベートの線引きが曖昧になっている

2つ目の原因は、仕事とプライベートの線引きが難しいことです。在宅勤務では、Web会議を通して私生活の様子が映り込んでしまうこと、そして、上司自身も私生活空間である自宅で勤務をしていることなどにより、仕事とプライベートの切り替えが容易ではなくなります。

その結果、上司が従業員の私生活に必要以上に口を出してしまったり、不適切な発言をしてしまったりと、「セクハラ」「パワハラ」に該当するハラスメントが起きやすくなってしまうことが考えられます。

疑問 イメージ
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リモートハラスメントの防止策

続いて、リモートハラスメントを未然に防止するために、従業員ができることを紹介します。リモートハラスメントは主に、公私混同が原因で引き起こされるため、自分ができる範囲で、仕事とプライベートの切り替えを上手に行うことが防止策として効果的です。

具体的には、

・Web会議の際は、仕事にふさわしい服装に着替える
・カメラに映り込む部分に気を配る

といった対策ができるといいでしょう。Web会議中のカメラを通して、私生活が相手に見えてしまわないように、服装や室内の様子に気を配ることをおすすめします。また、Web会議システムによっては、背景に別画像をはめ込む設定ができるものもありますので、そういった機能も合わせて活用しましょう。

まとめ

本記事では、在宅勤務の導入にともなって増えているリモートハラスメントの原因や、防止策について詳しく解説しました。仕事とプライベートの線引きが難しいテレワークでは、オフィス勤務とは少し違うタイプのハラスメントが起こりやすいので注意が必要です。

「身なりを整える」「カメラに映り込む部分に気を配る」など、自分でできる範囲内で、仕事とプライベートの線引きを行い、公私混同によるリモートハラスメントを未然に防ぐように心がけましょう。


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参考:
https://www.mhlw.go.jp/content/11909500/000366276.pdf
https://www.soumu.go.jp/main_content/000692095.pdf
https://news.mynavi.jp/article/20200725-1169681/

・本記事の内容は、公開日時点の情報をもとに作成しています。

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