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2021.01.21

ストレスチェックを実施してテレワーク中の従業員のメンタルヘルス対策!

ナレッジ働き方改善

ストレス社会ともいわれる昨今、多くの従業員が仕事上のストレスを抱えています。仕事上のストレスは、職場の人間関係を悪化させたり、作業効率を低下させたりするだけでなく、場合によってはメンタルヘルスの不調にもつながるため、早期の発見と適切な対処が重要です。
 
2020年はコロナによりテレワークが拡大し、例年とは異なるメンタルヘルスの悩みを抱えている従業員が多くいます。従業員が順調に仕事を行えるように、テレワーク中の従業員の心身状態を把握しておく必要があります。本記事では、従業員のメンタルヘルスの悩みを確認するために重要なストレスチェックについて紹介します。

テレワークによって生じた従業員のメンタルヘルス問題

株式会社リクルートは、2019年と2020年における従業員のストレスについて調査しています。これによると、2020年は2019年と比較し、ストレスの要因が減少したと報じられています。

例えば、「仕事の量」に関しては3.02から2.95、「対人関係」は2.83から2.71、「職場環境」が3.15から3.04へと減少しています。

特に顕著なのは対人関係で、0.12ポイントの減少が見られます。これまでは仕事の主なストレス原因の1つでもあった対人関係ですが、テレワークが増えたことで対人での関わりが減少し、結果として人間関係のストレスを感じにくくなったと考えられます。

その一方で、2020年に増加したストレス要因もあります。例えば、「コントロール度」は3.29から3.37、「働きがい」は3.08から3.15に増加しています。

コントロール度の増加は、テレワークによって遠隔で働くことになったことで、ほかの従業員への指示や連携が難しくなり、仕事をコントロールしづらくなったことに対してストレスを感じていている人が増えたと考えられます。また、働きがいは、対面でのコミュニケーションや会議、イベントの減少や同僚とのコミュニケーション不足が影響しているのが要因として挙げられます。

また、仕事以外が与える影響として、「仕事や生活への不満」が3.14から3.22に増加しているのも見過ごせません。テレワークの増加により、私生活と職場の境界線がなくなりつつある今日、生活全般に対する不満が高まっているのは、テレワークが関係している可能性もあります。

テレワークによって従業員のストレス要因が全体として減少しているのはよい傾向ですが、テレワークだからこそ生じる新しいストレス要因に対して不安を抱えている人も多くいます。そのため、企業は従業員のメンタルヘルス対策を積極的に講じる必要があります。

ストレス イメージ
Freepik

ストレスチェックとは?

従業員のメンタルヘルスを確認する指標の1つとして、ストレスチェックがあります。ストレスチェックは、従業員のメンタル状況を判断するための検査です。

2009年頃から数年間、精神障害の認定件数が急増するなどを受け、2014年に「労働安全衛生法」が改正されました。その中で、事業者は労働者に対し、ストレスチェックおよび面接指導の実施を行うことが明記されました。

ストレスチェックは一般的に、事業者とストレスチェック実施者となる医療従事者(医師、保健師、厚生労働大臣の定める研修を受けた看護師・精神保健福祉士)が相談の上で質問紙を準備し、従業員に実施します。

質問紙調査の結果を従業員に通知し、結果に対して不安を抱える従業員は医師による面接指導を受けられます。

ストレスチェックは1年に1度実施され、職場に関する高いストレスを抱えている従業員を事前に発見し、うつ病などの深刻な病気を予防することに効果があると考えられています。従業員のメンタル状況を適切に把握するために、ストレスチェックはとても重要な検査です。

ストレスチェックに関する企業の義務

従業員が50人以上いる職場においては、1年に1度ストレスチェックを実施することが義務づけられています。従業員の概念の中には、週に数日間働くアルバイトやパートも含まれるため、多くの企業においてストレスチェックを実施する必要があります。

従業員が50人未満の職場においては、ストレスチェックの実施は努力義務とされていますが、従業員のメンタルヘルスの状態を把握する意味でも、できる限りの実施が望まれます。

しかしながら、義務であることから実施することのみに主眼が置かれ、肝心の実施目的については丁寧に説明しない企業も多くあるようです。大切なことは従業員の抱えるストレスを適切に把握することです。管理職が従業員にストレスチェック実施の目的を丁寧に伝えることも求められます。

チェック イメージ
Freepik

ストレスチェックの実施フロー

続いて、ストレスチェックの実施の流れについて確認します。ストレスチェックを実施する場合、実施前の準備、ストレスチェックの実施、実施後の対応の3つに分けて考えることが大切です。
 

Step 1. ストレスチェック実施前の準備

 
まずは、ストレスチェックを実施することを従業員に対して伝えてください。最近では、企業におけるストレスチェックが一般化されてきたため、多くの従業員は実施に対して理解しています。しかし、新入社員や転勤者など、ストレスチェックが初めての人もいるため、しっかりと説明することが重要です。

続いて、企業の衛生委員会などで、ストレスチェックの実施方法を詰めていきます。特に、どのような質問紙を利用するのかについては、ストレス予備軍を見つけるために非常に重要です。専門家と管理職がしっかりと話し合い、それぞれの企業にマッチした質問紙を作成してください。

どのような質問項目を準備すればよいのか分からない場合は、厚生労働省のホームページにて質問項目の参考例が紹介されているため、参考にすることもできます。

ストレスチェックと聞くと、不安に感じたり、正しく回答するのを避けたりするような従業員もいます。従業員がストレスチェックに対して壁を作ってしまった場合、適切な検査ができなくなってしまいます。そのため、実施目的や情報の管理方法、ストレスチェック全体の流れなどを実施者がしっかりと伝え、従業員の正しい状況を引き出すことが大切です。
 

Step 2. ストレスチェックの実施

 
質問紙を各従業員に配布し、実施を促します。記入が完了したものに関しては実施者が回収を行いますが、情報がほかの従業員に漏れることがないよう、慎重に回収を行います。

実施者は、回収した質問紙をもとに、自覚症状が高い人や、周囲のサポートに不満を持っている人、ストレスが高まってきている人を、高ストレス者として選びます。

検査の結果は、企業には直接報告されず、従業員に直接伝達されます。その中に、ストレスの程度の評価結果や医師による面接の必要性などが記載されています。
 

Step 3. ストレスチェック実施後の対応

 
質問紙にて、医師の評価が必要であった従業員が面接を希望した場合、医師との面接を実施することができます。

企業は、従業員個々の検査結果を見ることはできませんが、実施者に対し、全体データの作成および分析を依頼することができます。そこで得られた情報をもとに、企業の改善を図ることになります。

チェック イメージ
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まとめ

本記事では、従業員のメンタルヘルス対策として重要な、ストレスチェックの仕組みについて紹介しました。テレワークの推進により、従業員が仕事において感じるストレスは減少傾向にありますが、テレワークだからこそ生じる不安やストレスもあります。

従業員が力を発揮して働くためには、メンタルヘルスは非常に重要な要因です。義務だから実施するのではなく、従業員の適切なサポートになるようなストレスチェックを実施することが重要です。そのためにも、ストレスチェックの目的や制度に関して、しっかりと理解するようにしてください。


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参考:
https://www.works-i.com/column/hataraku-ronten/detail010.html
https://www.mhlw.go.jp/bunya/roudoukijun/anzeneisei12/pdf/150709-1.pdf

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