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公開日:2021.01.29 | 更新日:2021.03.16

ニューノーマル時代の管理職に求められる能力・スキル

ナレッジ働き方改善

コロナ禍でテレワークの導入が急速に進み、多くの企業で、管理職は目の前にいない従業員をマネジメントせざるをえなくなりました。テレワークは新時代の働き方の中心になっていくと考えられているため、テレワークを見越した管理職のあり方を身につけていく必要があります。

本記事では、ニューノーマル時代の管理職に求められる能力やスキルについて紹介します。

ニューノーマル時代における管理職のあり方

株式会社パーソル総合研究所が2020年11月に実施した「第四回・新型コロナウイルス対策によるテレワークへの影響に関する緊急調査」において、調査に参加した人々のテレワーク実施率は24.7%であったと報告されています。

第2回調査の27.9%、第3回調査の25.7%と比べると、テレワーク実施率は下がってきてはいるものの、3月に実施した第1回調査の13.2%と比べると、約2倍の従業員がテレワークを実施しています。

最初は多くの企業を悩ませたテレワークの実施ですが、各企業がテレワークの効果的な活用法を見つけ始めています。テレワークをコロナ後も続けたいと考える従業員が78.6%に達していることからも、テレワークはニューノーマル時代の主要な働き方の1つとなると考えられます。

しかし、テレワークで苦労しているのは、従業員のマネジメントをしなければならない管理職です。管理職の仕事は、業務の設計や従業員教育、業務のマネジメント、人事評価、人材雇用など多岐にわたりますが、これらの多くはこれまで対面での実施を前提としたものでした。

例えば、従業員教育の場合、仕事に必要なスキルや書類の書き方、ビジネスマナーなどは、上司と部下がともに行動し、やり方を見て学ぶというのが主でした。また、業務のマネジメントについては、従業員の抱える仕事量を確認したり、従業員の表情や働き方を見たりしながら仕事分配をしていました。

しかしながら、テレワークが働き方の中心となったことで、これまでとまったく同じ方法のままでは対応が難しくなりました。

実際、Unipos株式会社が2020年4月に管理職に対して実施した緊急アンケートでは、「テレワーク前と比べて部下の様子がわかりにくい」と回答した管理職は56.1%でした。また、テレワークが長期化することで生じる問題として、第1位に「コミュニケーションの取りづらさ」、第2位に「社内連携のしづらさ」、第3位に「モチベーション管理」が挙げられています。

つまり、管理職の主要な仕事の多くが、テレワークにより難しくなることを意味します。

ニューノーマル時代の管理職は、これまで以上に工夫を凝らさなければ、管理職の仕事をうまく遂行できなくなります。そのため、ニューノーマル時代の管理職に求められる能力・スキルを身につけ、変化に対応していくことが求められます。

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ニューノーマル時代の管理職に求められる能力・スキル

続いて、ニューノーマル時代の管理職に求められる能力やスキルについて紹介します。

求められる能力・スキル① デジタルツールの利用

管理職には年齢が高めの人がなることが多く、中にはデジタルツールの利用が苦手な人もいるでしょう。しかし、テレワークによる働き方が増えるニューノーマル時代においては、デジタルツールの利用は必須ともいえます。

以前であれば、近くにいる従業員にお願いをしてツールの各種設定をしてもらうこともできたかもしれません。しかし、各々が遠隔にて働くニューノーマル時代においては、管理職自身がデジタルツールの使い方を覚えるとともに、状況に応じて従業員に指導することが必要になります。

求められる能力・スキル② 遠隔による従業員マネジメント

テレワークの増加により、従業員の働いている様子が見えづらくなるニューノーマル時代においては、遠隔にて従業員をマネジメントするスキルが重要になります。

例えば、仕事の開始時や終了時、休憩時のチャットでのあいさつをルール化したり、必要に応じてオンライン会議を組んだりすることが必要です。

しかし、気をつけなければならないのは、従業員の行動を監視しすぎることです。従業員のパソコンの様子を遠隔で確認できるソフトなども販売されていますが、あまりにも強い監視がある場合、従業員はプレッシャーに感じ、力を発揮しきれません。

テレワークでは、従業員をどの程度管理すればよいかの判断は難しいところです。しかし、テレワークの最終的な目標は、作業の効率化や従業員のワークライフバランス推進です。そのことをしっかりと理解した上で、必要な対策を実施するようにしてください。

求められる能力・スキル③ 従業員の心の理解

テレワークによって仕事へのストレスが軽減される一方で、仕事に対するモチベーションや、人生に対する満足度などは下がっている傾向にあります。そのため、これまで以上に従業員の心を理解する力が、ニューノーマル時代の管理職には必要になります。

心理学的な知識を学ぶのと同時に、テレワークで抱えやすい従業員の悩みを把握し、従業員個々に応じた適切な対応を図ることが重要です。

求められる能力・スキル④ 根拠に基づいた評価

ニューノーマル時代であっても、従業員の評価は必要になります。しかし、仕事の様子が見えにくくなったことで、これまで評価の基準でもあった、仕事への意欲や姿勢については評価しづらくなります。また、仕事の大半がオンライン化することで、これまでとは異なる評価指標を用いなければなりません。

もし評価をいい加減に行ってしまえば、従業員の信頼を失ったり、従業員のモチベーションを下げたりすることになります。評価の指標をしっかりと設け、根拠に基づいた評価ができるように、早めに準備していくことが重要です。

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ニューノーマル時代の管理職の育成方法

ニューノーマル時代の管理職は、これまでとは異なる能力やスキルが必要となります。しかし、その能力やスキルを個々の管理職の努力によって身につけてもらうのには無理があります。管理職も困っているという前提に立ち、企業として戦略的に管理職を育成することが重要です。

管理職の育成方法① デジタルリテラシーの研修

管理職がデジタルツールやデジタルリテラシーを学ぶ機会を設けましょう。昨今では、管理職向けの学習会が多く開催されています。また、このような学習会では難しいという場合には、社内でデジタルツールに精通している人を探して、学ぶ機会を設けることも効果的です。

管理職の中には、デジタルと聞くだけで拒否反応を示す人もいるかもしれません。企業が学びのためのバックアップをすることで、デジタルが苦手な人も一歩を踏み出すことができます。

管理職の育成方法② 管理職が学び合う場を設ける

管理職は、企業内でも数名しかいないポジションであることから、同じ問題を抱えている人を探すのが難しい場合があります。そのため、管理職が困りごとを共有し、お互いにサポートし合える組織を設けることも重要です。

管理職ばかりを集めるのが難しいようであれば、チームリーダーなど、部下の教育に携わるポジションの人々と一緒にするのもおすすめです。1人で考え込み、悩んでしまうことがないように、管理職が相談できる場を設けることが重要です。

管理職の育成方法③ 管理職の仕事を限定し、学ぶ時間を意図的に設ける

変化の激しいニューノーマル時代においては、新しい情報を常に学び続けなければ、時代の波にのまれてしまいます。しかし、日本の管理職は誰よりも忙しく働き続けています。このような状況の中では、新しいことを学んでいる余裕がありません。

企業が管理職の仕事量を調整したり、必要な仕事のみに限定して依頼したりすることで、管理職に学びの時間が生まれます。管理職が誰よりも学び、従業員を誘導していけるように、管理職の仕事量を調整するのが、企業の重要な役目です。

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まとめ

テレワークが拡大するニューノーマル時代においては、管理職に求められる資質がこれまでとは大きく異なります。特にデジタルツールの利用やオンラインによるマネジメント能力などは、管理職の個人努力だけでは解決できない部分もあります。企業として適切なサポートを実施することが求められます。


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参考:
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000455.000016451.html
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000033.000036775.html

・本記事の内容は、公開日時点の情報をもとに作成しています。

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