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公開日:2021.02.19 | 更新日:2022.02.08

SDGsとは?17の目標や169のターゲットについて詳しく解説

ナレッジ働き方改善

日本では一定の生活水準が保障されていますが、世界に目を向けると、発展途上国を中心に、経済的・社会的な困難に直面している人々も多くいます。国連では、1970年ごろから、世界で起きているあらゆる問題に対する解決策に取り組んでいますが、まだまだ解決しきれない課題を多く抱えているのが現状です。

そこで、新たに、17の目標・169のターゲットから構成される「SDGs(エスディージーズ)」が採択されました。SDGsとは、そもそもどのような取り組みなのかについて解説します。

SDGsが採択される前の「MDGs」とは?

2015年9月に国連サミットで採択された「SDGs」ですが、以前には「MDGs」と呼ばれる目標達成に向けて、世界各国が活動をしていました。MDGsとは、「Millennium Development Goals」の頭文字を取った言葉で、1990年代に国連会議で採択されてきた目標を統合したものです。

2001年に策定したMDGsの内容によると、「貧困」「男女の格差」「持続可能な環境」「途上国を中心とした感染症対策」といった、世界で抱える課題を2015年までに解決することが目的とされています。しかし、MDGsでは一定の結果を得られたものの、衛生面や教育面で課題を残し、全面的な解決に至りませんでした。

SDGs イメージ
Freepik

SDGsとは?

そこで、新たに国連で採択されたのが「SDGs(持続可能な開発目標)」です。SDGsでは、「誰ひとり取り残さない」という理念を掲げ、MDGsの後継として、新たに世界で取り組むべき課題解決を目標としています。MDGsで解決に至らなかった途上国における社会的な問題に加え、インフラの整備や海洋資源の保全、持続可能な都市の実現といった、先進国に対する課題も多く取り入れられました。

SDGsは、世界各国が連携し、2030年までに「17の目標・169のターゲット」の達成を目指しています。日本国内でも多くの企業がすでに取り組んでおり、年々注目が高まってきました。2020年7月、SDGsが発表したレポートによると、日本でのSDGs達成順位は、対象国166ヵ国中17位と好成績を維持しています。依然として課題は残っているものの、着実に目標達成に向けて社会全体が動いている状況です。

SDGs イメージ
Freepik

SDGsのメインとなる「17の目標」

SDGsは、17の目標から構成される169のターゲットを達成する取り組みです。17のゴールには、途上国で課題となっている「貧困」「教育環境の提供」「持続可能な衛生」に加え、「気候変動による影響の軽減」「生態系の保全」「持続可能な都市作り」といった、先進国が取り組むべき課題も含まれています。

また、SDGsで取り決められている17のゴールは、社会・経済・環境の3分野と、各分野にまたがる枠組みの4つに分けられているのがポイントです。貧困・飢餓・健康福祉・教育・ジェンダーなどの目標が掲げられている1~6のターゲットは、「社会」をテーマとし、人間が人間らしく生きるために必要なことが述べられています。

次に、7~12までのターゲットに含まれる雇用や格差問題は、「経済」に分類されています。地域を問わず、世界中の人々がより良い暮らしを送っていけるように改善する目標です。

気候変動問題や海洋・陸上資源の保全への取り組みを行う13~15のターゲットは、「環境」に含まれます。人間だけでなく、すべての動植物との共存を目指した持続可能性の自然を達成することが目標です。

そして、SDGsの目標を達成するために、16と17のターゲットである平和の実現やパートナーシップの強化が重要とされています。以上で取り上げた「社会」「経済」「環境」の3分野すべてにまたがり、暴力の排除、ガバナンスの徹底、投資の促進を目的としています。

目標 イメージ
Freepik

17の目標を構成する「169のターゲット」とは

17のゴールには、計169のターゲットが設定されています。例えば、1番目のゴールである「貧困」には、1日1.25ドルで生活をしている人々と定義する貧困状態の排除、最低限の基準を含む適切な社会保護制度および対策を実施などが盛り込まれています。ゴールごとに10個程度のターゲットが存在し、具体的な数値や、どのようにゴールを解決していくが説明されているのがポイントです。

また、17番目のゴールである「パートナーシップの目標達成」は、資金・技術・貿易・体制面・説明責任などターゲットが細かく分類されています。先進国から途上国に対しての援助を目的としており、発展途上国の経済発展、発展途上国同士が抱えるトラブルの解決、開発途上国の輸出増加を促進することなどのサポートがメインです。

まとめ

2015年に、ミレニアム開発目標に代わって国連で採択された「持続可能な開発目標」は、世界で取り組むべき課題が取り上げられます。発展途上国だけでなく、先進国が抱えている要素も多く含まれており、世界が一丸となって「17の目標・169のターゲット」に関して積極的に取り組まなければなりません。

採択当初は、国内での認知度が低かったものの、近年は大企業を中心に活動事例が増加しています。社会的にも大きく評価されるSDGsの取り組みを広げるためにも、どのような目的で採択されたか、自社で何ができるかを考えてみましょう。

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参考:
https://sdgs.media/blog/4130/#2020SDGs17

・本記事の内容は、公開日時点の情報をもとに作成しています。

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