WeWork 内観
2021.02.19

グローバル人材に求められる能力、育成方法とは?

ナレッジイノベーション創出海外展開

急速に進む日本の少子高齢化に伴い、日本だけでなく、世界を相手にビジネスを進めることが不可欠になりつつあります。そのような背景の中で注目を集めているのが「グローバル人材」です。グローバル人材は、今後日本の未来を担うリーダーになるだろうと期待されています。

本記事では、グローバル人材とはどのような人材なのかについて説明するとともに、求められる能力や育成方法についても紹介します。

グローバル人材とは?

グローバル人材とは、日本だけでなく、世界を舞台に活躍できる人材のことを指します。

テクノロジーの進歩により、海外の方々ともオンラインで容易にコミュニケーションを図ることができるようになった今日、世界を視野に入れてビジネスを展開していくことが重要です。

世界という国際的(グローバル)なフィールドにおいて、プロジェクトの中心人物として活躍できる人材が求められています。

また、文部科学省が組織する産学連携によるグローバル人材育成推進会議では、グローバル人材を以下のように定義しています。

– 引用 –
世界的な競争と共生が進む現代社会において、日本人としてのアイデンティティを持ちながら、広い視野に立って培われる教養と専門性、異なる言語、文化、価値を乗り越えて関係を構築するためのコミュニケーション能力と協調性、新しい価値を創造する能力、次世代までも視野に入れた社会貢献の意識などを持った人間
– 引用おわり –

語学に堪能なことはもちろん、文化の違いを受け止め、相手の考えに立って意見を主張したり、異なる国や立場のメンバーからなる組織で意見をまとめたりするなど、幅広い能力が求められます。

少子高齢化に伴い、日本の市場は今後縮小すると考えられています。そのため、各企業は海外進出をふまえ、その中心人物として活躍を期待できるグローバル人材の雇用・育成を急ピッチに進めています。

グローバル イメージ
Freepik

グローバル人材に求められる能力

グローバル人材は、ビジネスシーンで想定される多様な局面でグローバルに活躍できる人材を指すため、求められる能力も多岐にわたります。

例えば、グローバル人材推進会議では、グローバル人材に特に必要な力として「語学力・コミュニケーション力」「主体性・積極性・チャレンジ精神」「協調性・柔軟性」「責任感・使命感」「異文化に対する理解と日本人としてのアイデンティティ」を挙げています。

またこれらに加え、幅広い教養や深い専門性、課題発見・解決能力、チームワークとリーダーシップ、公共性・倫理観、メディア・リテラシーなども重要になると述べられています。

求められる能力① 語学力・コミュニケーション力

グローバル人材に語学力は欠かせません。世界の主要言語となる英語力については特に重要で、スムーズに商談を進めるためにも十分な英語力を備えておく必要があります。

また、文化や背景の異なる外国人とともに仕事をする際には、語学力以上にコミュニケーション能力が問われる場合があります。相手が安心して仕事ができるように場を和ませたり、相手の文化を積極的に享受したりするなどの能力も必要です。

求められる能力② 主体性・積極性・チャレンジ精神

グローバルな規模で仕事を行う際には、国内で完結する仕事以上に多くの困難に出くわすことがあります。そのような場面に直面したとき、受け身の姿勢では課題をよりよく解決することはできません。そのため、グローバル人材には、自ら課題に取り組んでいく主体性や積極性が必要になります。

同様に、新しい価値観を生み出していくことも求められます。困難に直面しても諦めず、何とかして課題を解決していくチャレンジ精神も重要です。

求められる能力③ 協調性・柔軟性

さまざまな価値観や文化、背景を持つ外国人と働く際には、どうしても異なる価値観によって生じる差異が生まれます。グローバル人材は、それらの違いを活かし、うまくすりあわすことが重要になってきます。そのため、協調性や柔軟性が求められます。

求められる能力④ 責任感・使命感

グローバル人材には、企業の未来に関係する重要な仕事が割り当てられることがあります。数々の困難を乗り越え、プロジェクトを絶対に成功させるという強い責任感や使命感が必要です。

求められる能力⑤ 異文化に対する理解と日本人としてのアイデンティティ

外国人と仕事をする上で、相手の文化に対する理解や尊重は欠かせません。相手を否定するのではなく、相手をよりよく理解し、力を最大限に引き出す能力も求められます。

また、外国人と接する際には、自らが日本を代表しているという自覚を持つことも重要です。自分の行動ひとつで外国人の日本に対するイメージが変わっていきます。日本人として備えておきたい教養や、日本の文化に対する理解や知識も持ち合わせておくといいでしょう。

グローバル イメージ
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グローバル人材の育成方法

さまざまな能力が必要とされるグローバル人材ですが、従業員の個人努力だけに頼っていては、いつまでたっても人材が育ちません。企業が主体的に人材の育成に取り組んでいくことが望まれます。企業が実施できるグローバル人材の育成方法について紹介します。

育成方法① グローバル標準のスキル研修

グローバル人材を育成するには、グローバル人材が必要とするスキルや能力に特化した研修を組むことが効果的です。

例えば、異文化理解やグローバルビジネスに関する研修、語学研修、海外研修、グローバルリーダーシップ養成研修、グローバルビジネススキル研修などを実施することで、従業員の意識を高めることができるとともに、確実なスキルアップにつながります。

自社だけでこれらの研修の実施が難しい場合は、一般公開されているセミナーや研修に参加するのも効果的です。グローバルな視点の研修に触れる機会を設けることで、グローバル人材に必要な力を迅速に身につけることができます。

就業時間内で研修を行うことが難しければ、休日に行われるグローバル研修の参加費を一部補助するといった対応も効果的です。

育成方法② グローバル人材の仕事を社内で広く共有

社内のグローバル人材を手本に、ほかの従業員のグローバルな資質を育成することもできます。

手本となる人物がどのような仕事をしているのかを間近で観察したり、仕事内容の一部を体験したりする機会を設けることで、実際に行っている仕事の具体的な内容を理解できます。また、これらの経験を通して、自身に不足している能力を知ることもでき、学習に対するモチベーションが向上します。

また、グローバル人材の仕事内容について社内で広く共有し、職場全体にグローバルな視点を落とし込んでいくことも効果的です。

育成方法③ グローバル化の実践

日本にある本社の機能を一部グローバル化することも効果的です。例えば、英語のみで実施する朝礼を取り入れたり、海外ミーティングの一部に全員が参加する機会を設けたりすることで、従業員全員のグローバル意識が高まります。

育成方法④ 人材の選抜と育成

従業員全員がグローバル人材として育てばよいのですが、日本人の中にはグローバルな仕事に対して消極的な人もいます。また、優秀な人材を育成するには時間も費用もかかるため、最終的には候補人材を絞らざるをえない企業も多くあります。

グローバル人材となりうる候補者をリストアップするとともに、能力や経験、本人の意志を確認しながら、必要なプログラムを個別に組み、グローバル人材の育成を集中的に図ることも大切です。

研修 イメージ
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まとめ

近年急激に注目が集まっているグローバル人材について紹介しました。グローバル人材は、高いビジネススキルに加え、幅広いな視点も兼ね備えた人材です。このような人材の育成は容易ではありませんが、将来を踏まえた上で早期に取り組むことが求められます。


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参考:https://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/detail/__icsFiles/afieldfile/2011/06/01/1301460_1.pdf

・本記事の内容は、公開日時点の情報をもとに作成しています。

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