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2021.02.24

中途入社の従業員がリモートワークでも円滑に業務を進めることができる環境づくりのポイント

ナレッジ働き方改善

新しい会社に転職したものの、入社初日からリモートワークとなったことで、同僚や上司とうまく関係が築けず、悩んでいる中途入社組が多くいるようです。中途入社というだけでも悩みが多いというのに、さらにリモートワークまで重なった2020年は、転職組にとっては厳しい1年だったかもしれません。

しかし、今後はリモートワークの割合が高まり、途中入社した従業員がはじめからリモートワークで働くという場面は多くなります。そのため、今から環境づくりのポイントを整理しておくことが重要です。

本記事では、中途入社した従業員がリモートワークからでも円滑に業務を進めることができる環境づくりのポイントを紹介します。

中途入社した従業員が抱える困難さ

パーソルキャリア株式会社が中途入社した従業員に対して行った「不安を抱えていた時期」に関する調査では、「転職1か月以内」にもっとも不安を抱えていた割合が86.8%にも上ります。

不安の要因として、1位「人間関係がうまくいくか」、2位「仕事についていけるか」、3位「職場(社風)に馴染めるか」が挙げられています。

一度社会人を経験した転職組であっても、新しい職場で働き始める際には、多くの不安を抱えます。特に中途入社は、企業から即戦力として期待されていることから、管理職や同僚から厳しく評価される傾向にあり、新卒者にはない悩みを抱える人もいます。

入社早々にリモートワークからスタートする難しさ

さまざまな不安を抱えている中途入社の従業員ですが、基本的には新しい職場に胸を躍らせ、やる気に満ちています。しかしながら、2020年は新型コロナウイルスの拡大のため、入社早々にリモートワークで業務をスタートせざるをえない企業が多く出現しました。

通常であれば、上司や同じ部署の先輩たちが対面でやり方を丁寧に教えます。しかしリモートワークでは、これまでのような指導方法は使えません。

特に、コロナによってリモートワークに切り替わったばかりの時期には、企業は自分たちの仕事をなんとかやりきるだけで精一杯で、中途入社した従業員に時間を割けない現象も起こりました。

中途入社した従業員は少しでも早く仕事を覚え、会社の役に立ちたいと考える一方で、自分にできる仕事がないことや、リモートワークを通したコミュニケーションの難しさが原因で、多くのストレスを抱えることになりました。

中途入社というだけでも悩みが多いのが現状です。「中途入社×リモートワーク」という状況がさらに大きなストレスを生み出すことは容易に想像できます。そのため、企業は中途入社した従業員の個人努力に頼るだけでなく、企業として中途入社した従業員が働きやすい環境づくりを行うことが重要です。

リモートワーク イメージ
Freepik

環境づくりのポイント

中途入社した従業員がリモートワークで自分の力を十分に発揮しながら働くためには、中途入社ならではの不安とリモートワークが抱える問題点の両方を理解し、適切な対応を行うことが大切です。

株式会社リクルートキャリアが中途入社して5年未満の従業員5,378人に対して行った調査では、離職意向が低い人たちの間には、以下のような特徴があったといいます。

・短時間でも、雑談と会社や組織の方針の意義/自分の役割・目標の意義に関する会話をしている
・1日に1回以上会話をしている
・1か月あたり61分以上会話をしている

これらの結果から、社内におけるコミュニケーションが活発であれば、中途入社した従業員もモチベーションを高く維持しながら働けることが分かります。

しかし、リモートワークでは会話の機会は減少します。Web会議では仕事の話が中心となり、お互いの考えや性格を理解しないままで仕事を進めなければならない場合も多くあります。

そのため、中途入社した従業員がリモートワークで仕事を開始する必要が生じた際には、以下で紹介する方法や環境づくりのポイントを取り入れることをおすすめします。

ポイント① 自己紹介、挨拶の場を設ける

新卒社員でも中途入社した従業員でも、相手のことを知らずに働き始めるというのは不安です。オンライン会議を活用し、自己紹介や挨拶をする場を設けるようにしてください。

大きな企業であれば、お互いが自己紹介をするためには、多くの時間が必要になります。その際は、入社組が挨拶をする場のみを設け、既存社員からの挨拶は省いてもよいでしょう。

代わりに、チームやグループなど少人数で働く際には、再度お互いの自己紹介から始めるなど、互いのことを知る時間を積極的に設けることが重要です。

ポイント② 相談できる人を紹介してあげる

年齢の近い同期がいる新卒社員とは違い、年齢も経験もバラバラな中途入社組は、社内で孤立化しがちです。困った際に、誰にも相談できずに悩み続けてしまう場合もあるため、相談相手を紹介してあげるのが効果的です。

入社組の相談役として、人事担当者が選ばれることが多いですが、人事担当者は評価に関わることが多く、気軽に質問したり、相談することをためらわれがちです。そのため、相談役は同僚の中から選ぶなどの配慮が大切です。

リモートワーク イメージ
Freepik

ポイント③ システム、ツールの使い方などのマニュアルを準備

リモートワークでは、仕事のやり方を対面で説明することができず、指導に苦戦することも多いです。また、中途入社した従業員にとっても、パソコン画面上で行われる説明では十分理解できなかったり、説明の音声が途切れてしまい聞き取れなかったりするなど、不満の声も聞こえてきます。

そのため、途中入社した従業員がシステムやツールの使い方などを自分のペースで学習できるマニュアルを準備することが効果的です。

マニュアルというと作成に多くの時間がかかるイメージですが、パソコンのスクリーンを録画しながら音声を吹き込むだけでも、立派なマニュアルになります。

マニュアルづくりには、少しの手間とテクニックが必要になりますが、長期的に見た場合、従業員教育のための有効な教材になります。早めに各種マニュアルを準備するといいでしょう。

ポイント④ チームメンバーとの接点を持たせる

中途入社した従業員には、積極的にグループやチームに参加させ、メンバーと接点を持たせることが重要です。

入社早々にリモートワークとなった中途入社の従業員は、自分が会社の役に立っていないと感じ、不安を抱えます。そのため、小規模なプロジェクトに積極的に参加させ、小さな成功体験を積み重ねられる場を準備するとともに、メンバーとやりとりをする機会を設けていくことが大切です。

活動を進める中でメンバーとのコミュニケーションの機会も増え、少しずつ働きやすい環境が整ってきます。スキルがないからと学習や練習ばかりを設定するのではなく、実際の仕事を積極的に経験させることで働きがいを高めていくことが大切です。

ポイント⑤ 上司による定期的なフォロー

上司による定期的なフォローの時間を設けることが大切です。困ったときに臨時で組むミーティングではなく、1日に1回10分程度の相談や、1週間に1回、1時間程度の振り返りの時間を設けるなど、定期的なミーティングを実施することが大切です。

相手のことを考えすぎてしまう従業員の場合「相手の迷惑になるのではないか」と質問や相談ができず、自分で問題を抱え込み悩んでしまう傾向にあります。定期的に相談の機会を設けることで、中途入社した従業員の困りごとを早期に発見することができます。

コミュニケーション イメージ
Freepik

まとめ

中途入社した従業員が、リモートワークからでも円滑に業務を始められるようにするポイントについて紹介しました。中途入社した従業員は、新卒社員と比べて、さまざまな悩みを抱える傾向にあります。さらにリモートワークという新しい働き方が重なることで、不安はより大きくなり、自分の力を十分に発揮できない人もいるようです。

個人の努力だけでは解決できない部分もあるため、企業側が環境を整えることで、転職組であっても快適に、かつ自分の力を十分に発揮して働くことができるようになります。紹介したことの中でまだ取り入れていないことがあれば、すぐにでも取り組んでみてください。


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参考:
https://doda.jp/guide/naiteitaisyoku/syokuba/
https://www.recruitcareer.co.jp/news/20190627.pdf

・本記事の内容は、公開日時点の情報をもとに作成しています。

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