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2021.02.26

勤務間インターバル制度とは?適度な休息を取ってワークライフバランスを確保

ナレッジ働き方改善

従業員の心身の健康を確保するため、適切な休息時間を取り入れることを目指した「勤務間インターバル制度」に注目が集まっています。適切な休息時間を制度として取り入れることで、ワークライフバランスを確保できるとともに仕事の生産性も向上すると考えられています。
 
本記事では、勤務間インターバル制度のメリットなどについて紹介します。

勤務間インターバル制度とは?

勤務間インターバルとは、終業時刻から次の始業時刻までの間に一定時間以上の休息時間(インターバル)を設けることで、働く人の生活時間や睡眠時間を確保するものです。

休息時間が短くなると、睡眠の質が悪化し、心のゆとりもなくなってきます。勤務間インターバルを取り入れることで、休息に必要な時間を確実に確保することができます。

忙しい企業の場合、午後10時まで残業をして働き、翌日は午前6時に出社するというケースもあるようです。しかし、11時間の勤務間インターバルを設定した企業であれば、午後10時まで働いた場合、翌日の勤務は早くても午前9時からとなります。

この勤務間インターバルを制度化したものが、「勤務間インターバル制度」です。2018年6月29日に成立した働き方改革関連法に基づき、「労働時間等設定改善法」が改正され、勤務間インターバル制度の導入が企業の努力義務として規定されました。

勤務間インターバル制度は、ほかの働き方改革と組み合わせて実施することで大きな成果があがると考えられており、企業からの注目が集まっています。

仕事 イメージ
Freepik

勤務間インターバル制度のメリット

努力義務として規定されている勤務間インターバル制度ですが、勤務間インターバルを取り入れることでさまざまなメリットが期待できます。
 

メリット① 生産性の向上

 
勤務間インターバルの主な目的は、十分な休息時間を確保することで、従業員の心身の健康を守ることです。従業員が健康であれば、仕事へのモチベーションも上がり、結果として生産性が上がります。また、休息や睡眠がしっかりとれていれば、集中力も上がり、小さなミスを防ぐことにもつながります。
 

メリット② 計画的な事業計画や戦略づくり

 
勤務間インターバルが設定されていない場合、従業員の長時間労働で何とか乗り切ろうという風潮が生まれます。しかし、勤務間インターバルが設定されている場合、勤務時間に制限が生まれるため、長く働いて乗り切るという作戦は使えません。

そのため、より効率よく働くための戦略を練ることになり、少ない勤務時間でも成果をあげることのできる仕組みづくりが促進されます。
 

メリット③ 長期にわたって活躍する人材の確保

 
昨今、長期間労働や不規則な勤務スケジュールが原因で、心の病を発症する人が多くいます。勤務間インターバルを導入することにより、十分な休息時間を確保することができ、心の健康を保つことにつながります。結果として、優秀な人材が長期にわたって活躍できる職場環境を実現できます。
 

メリット④ 企業のブランド力向上

 
勤務間インターバル制度は、従業員の健康を第一に考えた制度であるため、導入した際には従業員や社外から高く評価される傾向にあります。その結果として、企業のブランド力向上につながります。
 

メリット⑤ 政府からの助成金

 
勤務間インターバル制度は、政府が推進していきたいと考える制度の1つです。そのため、厚生労働省が中心となり、導入した企業に対して助成金を支給しています。この助成金が得られるのも、大きなメリットの1つとなっています。

モチベーション イメージ
Freepik

勤務間インターバル制度を導入する際のポイント

最後に、勤務間インターバル制度を導入する際のポイントについて紹介します。
 

ポイント① 企業の実態に即した勤務間インターバルを取り入れる

 
勤務間インターバルの時間を適切に設定することが重要です。日本では9時間以上が推奨されていますが、勤務間インターバルが積極的に導入されているEUでは、11時間以上が標準とされています。

短めのインターバル時間ではあまり効果が実感できず、逆に長すぎるインターバル時間では、定着させるのに大きな労力が必要になります。

また、企業の業種や勤務形態も大きく関わってくるため、企業の実態に即した適切な勤務間インターバルを設定することが重要です。もし決定が難しいようであれば、政府が推奨する9時間に設定し、様子を見ながら変更していくことをおすすめします。
 

ポイント② 勤務間インターバルの管理方法を決定する

 
勤務間インターバルを個人による努力義務としてしまうと、なかなか定着しません。そのため、企業が積極的にルールづくりを行い、従業員に周知徹底を図っていく必要があります。

中でも、勤務間インターバルの時間を適切に把握・管理することが重要です。タイムカードや時間管理ツールを用いて勤務間インターバルを随時確認するとともに、守られなかった場合の対策についても事前に練っておくようにしてください。
 

ポイント③ ほかの働き方改革とセットで考える

 
勤務間インターバル制度は、単独で効果を発揮する制度というよりは、ほかの働き方改革と組み合わせることで大きな成果を発揮すると考えられています。

勤務間インターバルを設定するだけでは、従業員の休息時間を確保しただけで、企業にとっての利益にはなりません。勤務間インターバルの導入をきっかけに、より短い時間で最大限の成果をあげるための仕組みづくりを進めることが重要です。

勤務時間 イメージ
Freepik

まとめ

勤務間インターバル制度は、さまざまに実施されている働き方改革の中では、認知度が低いかもしれません。しかし、従業員の心身の健康を第一に考えた勤務間インターバル制度は、従業員や周囲から高く評価される傾向にあり、導入企業のブランド力アップに大きく貢献します。

働き方改革に取り組んでいる企業は、ぜひ1つの視点として、勤務間インターバル制度に取り組んでみてください。


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参考:
https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/roudoukijun/jikan/interval/interval.html#:~:text=%E3%80%8C%E5%8B%A4%E5%8B%99%E9%96%93%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%90%E3%83%AB%E3%80%8D%E3%81%A8%E3%81%AF,-%E3%80%8C%E5%8B%A4%E5%8B%99%E9%96%93%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%90%E3%83%AB&text=2018%E5%B9%B46%E6%9C%8829,4%E6%9C%881%E6%97%A5%E6%96%BD%E8%A1%8C%EF%BC%89%E3%80%82
https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/roudoukijun/jikan/interval/case_study.html

・本記事の内容は、公開日時点の情報をもとに作成しています。

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