
公開日:2021.03.12 | 更新日:2021.03.15
インナーコミュニケーションとは?組織の一体感を高めて生産性を向上!
テレワークにより従業員同士のつながりが希薄になりつつある今日、企業の組織力を高めるための「インナーコミュニケーション」に注目が集まっています。本記事では、インナーコミュニケーションとは何かについて紹介するとともに、組織の一体感を高め、生産性を向上させるための方法について紹介します。
【目次】
・インナーコミュニケーションとは?
・インナーコミュニケーションの重要性
・テレワーク中にインナーコミュニケーションを活性化する方法
・まとめ
・WeWork のご紹介
インナーコミュニケーションとは?
インナーコミュニケーションとは、「内部の」を意味する「インナー」がつけられていることからも分かるように、組織力を高めるために社内で行われるコミュニケーション全般を指します。
企業において、個々がバラバラの方向を向いているのでは、生産性が上がらず、企業の成長につながりません。従業員同士が目的意識や価値観などをすりあわせたり、管理職が従業員に企業の理念や信念を共有したりするインナーコミュニケーションを行うことで、組織の一体感を高め、生産性の向上を導きます。
インナーコミュニケーションは決して新しい考え方ではなく、これまでもその重要性が主張されてきました。しかしながら、テレワークの積極的な導入などにより働き方が大きく変わりつつある現代では、インナーコミュニケーションが希薄になりつつあります。
インナーコミュニケーションは仕事を楽しくやりがいのあるものにするだけでなく、生産性に大きく影響します。テレワークを積極的に進めている企業は、インナーコミュニケーションが適切に機能しているかを確認しましょう。

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インナーコミュニケーションの重要性
組織力を高め、生産性を向上するためには、社内間のコミュニケーションが欠かせません。ここでは、インナーコミュニケーションの重要性について紹介します。
重要性① 働きやすい環境をつくる
従業員が力を発揮するためには、安心できる職場環境が必要です。中でも従業員間のコミュニケーションは大切で、良好な関係が築けている従業員は力を発揮し、関係が築けていない従業員は力を発揮しづらい傾向にあります。
インナーコミュニケーションの充実を図り、従業員同士の関係や、管理職と従業員の関係をより一層深めることで、従業員が力を発揮しやすい環境ができあがります。
重要性② モチベーションの低下を防ぐ
社内でコミュニケーションがしっかりと図れている従業員は転職願望が低く、長期にわたって活躍します。その一方で、社内のコミュニケーションに不満を抱えている従業員は、モチベーションが低下しやすく、離職率も高くなりがちです。
インナーコミュニケーションを積極的に促進することで、従業員のモチベーションの低下や離脱を防ぐことができます。
重要性③ 食い違いや誤解の防止
インナーコミュニケーションが不足している企業では、作業のすりあわせがうまくいかず、何度もやり直しをすることになります。また、上司が依頼した内容がうまく伝わらず、従業員が予想外の行動をとってしまうこともあるかもしれません。
お互いに質問し合ったり、分からないときに相談したりする環境が整えば、食い違いや誤解を防ぎ、高い生産性を発揮する職場環境が実現できるようになります。
重要性④ 働く意味や価値の共有
管理職から従業員への目的意識の共有がしっかり行われていない場合、従業員が働く目的を失い、力を発揮できなくなるかもしれません。
インナーコミュニケーションを企業でシステム化し、定期的に管理職のスピーチを取り入れたり、社内報で理念の共有を図ったりすることで、従業員の働く意欲を高めることができます。
重要性⑤ 新規メンバーが早期に活躍
昨今は転職の機会が増えてきており、会社に中途入社する人も多くなりました。インナーコミュニケーションがしっかりと機能している企業では、転職者が入社してまもない時期でも、安心して働くことができます。
働きやすい環境を整えることで、新しく加わったメンバーもスムーズに仕事に取り組むことができるようになり、即戦力となりやすいでしょう。
重要性⑥ テレワークによるコミュニケーション不足を解消
新型コロナウイルスの影響によるテレワークへの急激な転換は、多くの企業において深刻なインナーコミュニケーション不足をもたらしました。相談の機会やランチタイムの雑談は減少し、質問があっても簡単にはできないような状況に陥りました。
今後もテレワークは増えてくると考えられますが、テレワークが増えることによってインナーコミュニケーションの機会を減少させる可能性があります。そのため、インナーコミュニケーションを積極的に図ろうとしなければ、社内コミュニケーションが減少し、生産性の低下を招きかねません。
企業として、意図的・系統的にインナーコミュニケーション推進を図ることが重要です。

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テレワーク中にインナーコミュニケーションを活性化する方法
テレワークでは、どうしてもインナーコミュニケーションの機会が減少しがちですが、これから紹介する方法を取り入れることでインナーコミュニケーションを活性化することが可能です。積極的に取り入れてみてください。
・雑談タイム
テレワーク中はチャットやメールでのやりとりが中心になるため、会話の時間が少なくなる従業員も多くいます。そこで、オンライン上で従業員が気軽に雑談できるような機会を定期的に設けてみましょう。最近の近況や気になるニュースなどを共有することで、離れていても一緒に働いていることを実感できます。
・オンラインイベント、勉強会
社内でオンラインイベントや勉強会の機会を作ることもおすすめです。1週間に1度、従業員が順番にビジネスツールを紹介するなどの企画を準備してみてください。テレワークに関連した内容の勉強会を開催することで、インナーコミュニケーションの推進とともにスキルアップにもつながります。
・オンラインランチ会
定期的に、オンラインでランチを楽しむオンラインランチ会を企画するのもいいでしょう。同じ時間を共有することで所属意識が高まり、仕事へのモチベーションアップにもつながりやすくなります。
また、定期的なイベントだけでなく、季節に根ざした行事やイベントも積極的に開催してみましょう。
・経営陣からの情報配信
インナーコミュニケーションは、従業員同士だけでなく、管理職と従業員との間のコミュニケーションも重要です。テレワークでは、仕事に対するモチベーションの維持が難しいため、管理職やチームリーダーが理念を共有したり、ビジネスニュースを紹介したりすることで、従業員のモチベーションアップを図るのも1つの手です。
社内報やビデオ録画など、さまざまな方法が考えられますが、インナーコミュニケーションの観点だと、直接声を届けられるオンラインミーティングがオススメです。

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まとめ
今回は、企業の組織力を高めるために重要なインナーコミュニケーションについて紹介しました。今後はより一層テレワークが広がっていくと考えられますが、テレワークを取り入れる企業は、コミュニケーション不足から起こる、従業員のモチベーション低下にも注意が必要です。
テレワークを積極的に取り入れたいと考えている場合は、上記で紹介したインナーコミュニケーションを活性化する方法をぜひ参考にしてみてください。
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* 2021年3月時点
参考:
https://recruit-holdings.co.jp/sustainability/people-workplace/workstyle/workplace.html
https://www.recruit-ms.co.jp/issue/feature/0000000894/
・本記事の内容は、公開日時点の情報をもとに作成しています。
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