
公開日:2021.03.31 | 更新日:2021.04.01
テレワークでのマネジメントにおけるモチベーション管理の重要性
テレワークにより通勤時間削減や生産性向上を達成し、コロナ禍による一時的な対策としてだけでなく、長期的な視点のもとでテレワーク導入を考えている企業も多いと思います。しかしながら、テレワークによって生じる大きな問題の1つに、従業員のモチベーション低下が挙げられます。オンラインでは部下やチームをうまくマネジメントできず、部下のやる気が減少していると感じている方も多いと思います。
本記事では、テレワークでのマネジメントにおけるモチベーション管理の重要性について紹介します。
【目次】
・モチベーションとは?
・モチベーション管理の重要性
・モチベーション管理システムとは?
・まとめ
モチベーションとは?
モチベーション管理について考える前に、そもそもモチベーションとは何かについて考えてみたいと思います。
モチベーションは「動機」ともいわれ、「人が行動を起こす要因」を意味します。
動機が生まれる過程には、自身が心からやりたいと思うことで生まれる内発的動機付けと、他人からの指示や報酬などによって生まれる外発的動機付けの2種類がありますが、人が何か行動を起こす際には、かならず何らかのモチベーションが働いています。
仕事とは、何らかの行動を起こすことで対価を得ることです。つまり、行動を起こすための適切なモチベーションがなければ、よい仕事を行うことはできません。そのため、従業員のモチベーションは、企業の生産性に大きく影響を与えます。
モチベーション管理の重要性
モチベーションが仕事をする上で重要なことは上記で紹介した通りです。しかし、テレワークが急速に広がる今日、従業員間のコミュニケーションが希薄になっており、仕事へのモチベーションの低下が懸念されています。
「株式会社empheal」が在宅勤務率80%以上の従業員に対して実施した調査(2020年5月)では、「業務に対する集中力・モチベーション」が増えたと回答したのは16%だったのに対し、減ったと回答したのは約2.1倍となる34%でした。中でもモチベーションの低下は、20代、30代に顕著に表れています。
モチベーション管理を従業員の個人努力に任せていると、モチベーション低下による生産性の減少に加え、若手人材の流出が起こる可能性があります。そのため、企業主体で行うモチベーション管理の重要性が高まっています。

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モチベーション管理システムとは?
このような状況の中で注目されているのが、モチベーション管理システムです。モチベーション管理システムとは、従業員のモチベーションに関する問題を適切に把握し、それらの問題を解決することで、生産性の向上や離職防止を図るシステムです。
モチベーションには心理的な要因が大きく関係しているため、専門家であればともかく、上司や同僚が正しく把握することは困難です。しかし、モチベーション管理システムを用いることで、従業員のモチベーションや心配ごとを客観的に評価することができるとともに、行うべき対策についても明確になります。
モチベーション管理システムには、一例として、以下のような機能が含まれている場合が多いです。
・アンケート機能
アンケートの質問設定や、定期的なアンケート配信を行うことができます。また、アンケート結果の集計や、個人ごとのアンケート結果の保管なども可能です。
アンケートを定期的に実施することで、従業員のモチベーションの変化や不安要素を早期に発見し、適切な対応が可能になります。
・ストレスチェック機能
複数の設問でストレス度合いを客観的に把握するものや、その日の気分を選択肢から選ぶだけの簡単なものまで、さまざまなストレスチェック機能が含まれています。従業員自らが自分の状態や変化に気づくことができるとともに、管理職が従業員の状態を把握するために役立ちます。
・コミュニケーション機能
従業員や管理職と気軽にチャットできるコミュニケーション機能がついているものもあります。また、心理的な悩みについて管理職に相談するのは勇気がいりますが、モチベーション管理システムを用いて、チャット形式で相談するのであれば、比較的簡単に行えるという利点もあります。
・分析機能
モチベーション管理システム上で得られた情報をもとに、従業員の心理状態やモチベーションを分析する機能です。時系列でグラフ化したり、従業員全体の様子を円グラフで示したりするなど、見やすい資料を簡単に作ることもできます。

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まとめ
本記事では、テレワーク環境下における従業員のモチベーション管理の重要性と、モチベーション管理システムについて紹介しました。一概にモチベーション管理システムといっても、利用できる内容はシステムごとに違いがあります。ぜひ、自社に適したモチベーション管理システムをリサーチしてみてください。そして、そのようなシステムを活用しながら、従業員のマネジメントをしていきましょう。
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参考:
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000008.000057624.html
https://www.kaonavi.jp/
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https://well.b-boulder.com/
https://smilescore.co.jp/
・本記事の内容は、公開日時点の情報をもとに作成しています。
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