公開日:2022.07.07|更新日:2024.02.28

ベンチャー企業とは?定義とスタートアップ・中小企業との違いを解説

ベンチャー企業とは?

スタートアップ、中小企業との違い

ベンチャー企業で働くメリット

ベンチャー企業で働くデメリット

注目したいベンチャー企業

ベンチャー企業に向いている人の特徴

スタートアップの WeWork 活用事例はこちら

「ベンチャー企業」と聞いて、具体的な企業がイメージできますか? 本記事では、ベンチャー企業の定義や、「スタートアップ企業」「中小企業」との違い、注目の企業などを、ベンチャー企業で働くメリットおよびデメリットや向いている人の特徴、そして WeWork をおすすめする理由とともに解説します。

※この記事は、2021年12月13日に公開された記事に加筆・修正しています

 

 

ベンチャー企業とは?

ベンチャー企業とは、大企業では行っていないような独自の技術やサービスを提供する新興企業です。具体的には「成長過程にある企業」「ベンチャーキャピタルから資金の援助を受けている企業」のことを指し、多くは小規模から中規模、かつ社員も100名以下です。ITおよびWeb関連のみならず、テクノロジー関連やコンサルティング、不動産などベンチャー企業が存在する業界は多岐にわたります。

スタートアップ、中小企業との違い

スタートアップ企業は、ベンチャー企業のなかでも新しいビジネスモデルを短期間で成長させることを目的とした企業を指します。既存企業が行っているビジネスでなく、まったく新しいビジネスを立ち上げ、取り組んでいるのが特徴的です。

中小企業とは、会社の規模を表す言葉です。中小企業基本法にしたがって資本金や社員数が定められており、設立年数や事業年数などは考慮されていません。つまり、ベンチャー企業であっても中小企業基本法に合致していれば、中小企業に分類されます。

ベンチャー企業で働くメリット

1 責任ある仕事を任されやすい

ベンチャー企業では、責任ある仕事を任されやすいことが一般的です。起業したばかりや成長途中の企業は人材不足の場合が多く、加えて大企業のような業務の細かい区切りがないため、ひとりの人が一括して担当することがあります。新しい事業に取り組む際には案件自体の責任者になることもあるため、大きな責任を負いながら仕事ができます。

2 意見が通りやすい

社員数が多い会社とは異なり、ベンチャー企業では意見が通りやすいという特徴があります。同じような志を持つ社員が在籍していることも多いため、意見を述べると周囲の共感を得られやすい雰囲気もあるでしょう。大企業のように複雑な組織が構成されている場合、意見がまとまるのに時間がかかりますが、ベンチャー企業では、意思決定を行う際に仲介する人が少ないため、スピーディーに事業を進められます。

3 業務の成果が待遇に反映されやすい

一般的に、大企業と比較するとベンチャー企業の給与は低い場合が多いですが、ベンチャー企業はそれぞれの事業の成長が会社の成長に直結するため、貢献度に応じてより良い待遇を得やすい環境にあります。インセンティブを採用しているベンチャー企業も多く、活躍次第では年収アップが期待できます。

4 経営者との距離が近い

大企業では、経営陣と顔を合わせることも、直接話すこともないまま退職するということも少なくありません。一方でベンチャー企業は社長を含む経営陣との距離が近く、経営陣の考えをくみ取りやすいなど、高い士気を持ちながら仕事に取り組めます。また、起業したばかりのベンチャー企業は社長が同じフロアや隣に座っていることも多く、身をもって会社の成長を感じられます。仕事の悩みや不明点も質問しやすく、自身の成長につなげられます。

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ベンチャー企業で働くデメリット

1 経営の安定性に欠ける

大企業と比べると、経営の安定性に欠けるという点があげられます。新しいビジネスを立ち上げても、社会的に受け入れられないまま倒産してしまうことも少なくありません。事業に投資できる資金も限られていることから、競合他社に市場シェアやビジネス自体を奪われることもあります。成長を感じながら働ける一方で、会社の基盤を作るまでに多大な労力が求められます。

2 福利厚生が整っていないことがある

財政面が不安定であることから、事業以外への資金投資が難しいため福利厚生が整っていない場合があります。ただし、事業が軌道にのっているベンチャー企業では、住宅補助や休暇、インセンティブ、ボーナスなど福利厚生が充実していることもあります。

3 価値観が合わないことがある

意思決定を行うまでのプロセスが少ないため、経営陣の意見がそのまま反映されやすく、経営陣の考え方や価値観にギャップを感じやすかったり、思いどおりに仕事を進められなかったりすることがあります。経営陣の権力が強いと、ワンマン経営に陥る可能性も高くなります。個人の裁量が大きい一方で、独特の雰囲気になじめない人は強いストレスを感じてしまう可能性があります。

注目したいベンチャー企業

数多くのベンチャー企業が誕生しているなかで、歴史の長い大手企業にも劣らないほどの規模に成長したベンチャー企業も少なくありません。それでは、実際にどのようなベンチャー企業が成長しているのか、WeWork を利用中の3社の事例を紹介します。

1 GOOD AID株式会社

2016年に創業開始のGOOD AID株式会社は、調剤薬局、訪問看護リハビリステーション、EC事業を展開しています。事業を成長させていく中で、オフィスの場所や大きさを柔軟に変更できること、他の企業から刺激を受けながら多角的なビジネスの視点を取り入れられる環境に魅力を感じ WeWork を利用しています。調剤薬局100店舗、零売薬局150店舗の新規出店を目標としてビジネス拡大をはかっています。

参考:WeWork グローバルゲート名古屋の拠点紹介 | アクセス/設備/入居者の声

2 株式会社ソーシャルインテリア(旧:株式会社subsclife)

株式会社ソーシャルインテリア「家具業界に革命を起こしたい」という思いから2016年に設立され、2018年に日本で初めて家具のサブスクリプションサービスを提供開始したスタートアップ企業です。家具に加えて家電や空気清浄機なども取り扱い、サービス対象の製品は10万種類を超えます。

WeWork ではイベントを日常的に開催できるため、ビジネスの成長認知度向上、そしてブランディングにおいて大きなポイントとなっています。WeWork でできたつながりから、実際のサービス導入に至ることもあります。

参考:WeWork でビジネスが加速する仕組みとは? 今注目の「家具のサブスク」を提供する subsclife へインタビュー

3 rinna株式会社

2020年6月、チャットボットAI事業をMicrosoftから引き継ぎ、設立されたrinna株式会社は、フレキシブルな契約形態と従業員のモチベーションをアップさせる環境づくりのために、WeWork をチョイス。スタートアップとして出発する上で、獲得競争が激しい優秀な人材を集められるかどうか不安があったものの、約2年で事業を急拡大させ、社員数も15人から約100人に増員しました。

参考:Microsoftから独立した新進気鋭のスタートアップrinna。 WeWork のブランド力も活用して優秀な人材を獲得

ベンチャー企業に向いている人の特徴

ベンチャー企業の特徴をふまえ、ベンチャー企業で活躍できる人材の特徴を紹介します。

1 自発的に仕事を進めたい人

ベンチャー企業は、自発的に仕事に取り組める人に向いています。新規事業を開発したり、顧客の拡大をめざしたりと、社員ひとりひとりがそれぞれのやり方で売上アップに貢献しなければなりません。大企業や歴史の長い中小企業に勝つためにも、競合が少ない領域を探しだし、独自のサービスを展開する必要もあります。経営陣の方針に従うだけでなく、会社が生き残るために最善な方法を考え出せる人材が求められます。

2 意志が強い、ポジティブな人

ベンチャー企業は売上面での不安定性や社会的な信用が低いという一面があるため、自身が思い描いていたとおりに仕事を進めることは難しいかもしれません。新しいことにチャレンジしやすい環境である一方で、失敗するリスクも上がります。結果に一喜一憂するのでなく、常に前進できるポジティブな思考や強い意志を持った人であれば、ベンチャー企業で活躍できます。

3 将来、独立を考えている人

いつか自身で起業をしたり、独立を検討したりしている人にとってはベンチャー企業での経験が役立つでしょう。経営陣との距離が近いため、ゼロから事業を立ち上げるプロセス、顧客の作り方、利益を出す方法など会社経営のノウハウを現場で学べます

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・本記事の内容は、公開日時点の情報をもとに作成しています。

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