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公開日:2021.12.13 | 更新日:2021.12.13

有限会社とは?株式会社との違い・従業員にとっての違いを解説

ナレッジ起業

さまざまな企業の社名を確認していると、商号が有限会社になっている企業を見かけることがあります。その際に、株式会社や合同会社との違いについて気になる方もいるのではないでしょうか。本記事では、有限会社がどういう会社形態であるかを説明するとともに、株式会社との違いや、従業員にとって何が異なるのかなどについて解説します。

 

【目次】

  • 有限会社とは?
  • 株式会社との違い
  • 従業員にとっての違い
  • そのほかの会社形態にはどんなものがある?
  • まとめ

有限会社とは?

有限会社とは、日本における会社形態の1つです。発起人が出資して設立する会社の形態で、外部からの資金調達を予定しない小規模のビジネスを想定しています。そのため、株式会社のように市場から資金を調達することはできません。有限会社の特徴として、会社の決定権は出資で社員権を獲得した一部メンバーに委ねられることが挙げられます。株主総会を開催する必要がないため、スピーディーな戦略転換や事業変更などが可能です。

ただし有限会社は現在、新設できない点に注意する必要があります。2006年5月1日に施行された会社法によって、日本の会社の形態が見直されました。これにより有限会社法が廃止され、現在は有限会社の新設はできません。2006年以前に有限会社として設立された会社は現在「特例有限会社」と形態を変更しています。しかしながら商号の変更は強制されなかったため、現在でも有限会社を利用している会社も多くあります。

株式会社との違い

有限会社のことをより詳しく理解するためには、よく似た会社形態である株式会社との違いを見ていくのがよいでしょう。2006年以前の有限会社と株式会社には以下のような違いがありました。

従業員にとっての違い

有限会社は現在では設立できなくなったものの、会社法施行前に設立された有限会社の中には、有限会社を利用している会社も多くあります。従業員にとってどのような違いがあるのか、気になる方も多いでしょう。結論からいってしまえば、従業員にとっての違いはほとんどありません。そのため、商号の違いを気にする必要はありません。ただし、有限会社の中には以下のような特徴を持つ会社もあるため、留意するとよいでしょう(以下はあくまでも可能性であり、すべての有限会社に当てはまるわけではありません)。

歴史があり、伝統を重視する傾向がある
有限会社は少なくとも15年以上前に設立された会社のため、操業年数が長いのが特徴です。そのため、会社独自の手法や戦略、概念などを持つ会社も多くあります。

従業員の異動が少ない
有限会社の中には、代表者の身内によって会社経営が行われている会社も多く、従業員の退職や異動が少ないのが特徴です。同じメンバーと長期間にわたって仕事を行う場合もあります。

社長との距離が近く、意見交換がしやすい
有限会社は小中規模のビジネスを実施していた会社のため、従業員と社長との間に大きな隔たりがありません。従業員が気軽に社長に意見を述べたり、社長と一緒に会食を楽しんだりという機会も大いにあるでしょう。

大きな変化を求めない
伝統があり、すでに確立されたビジネスを持っていることも多いため、大きな変化を求めるのではなく、これまでに築いてきた技術やノウハウを活用することに専念する傾向があります。

そのほかの会社形態にはどんなものがある?

有限会社が廃止された現在、すべての会社が株式会社になるのかといえばそうではありません。合同会社、合名会社、合資会社など、株式会社とは異なる会社形態も存在します。それぞれの特徴について紹介します。

 

合同会社の特徴
合同会社は、有限会社と非常に似た特徴を持つ会社形態で、2006年に施行された会社法により導入されました。株式会社のように市場から資本金を集めるのではなく、一部の限られた出資者から資金を募り、会社経営を行う会社形態です。株式会社と比べて手続きが簡単なため、低コストかつスピーディーに会社設立を行うことができます。また、最終意思決定機関は株主総会ではなく社員総会となるため、設立者や従業員の意思を反映させやすいといった特徴もあります。その一方で、「株式が発行できない」「上場できない」「知名度の点で株式会社には劣る」などのデメリットもあります。

合名会社の特徴
合名会社も、前述した合同会社とほぼ同じ特徴を持つ会社形態です。複数人が出資者となって会社を経営する方法で、家族経営のビジネスなどに適しています。ただし、気をつけなければならないのは、合名会社には「無限責任」があるという点です。無限責任とは、会社が大きな借金を抱えてしまった場合、その借金を限定なく受け入れることを意味します。たとえば出資金が100万円だったにも関わらず、会社が多額の借金を抱えてしまった場合、出資金が100万だったとしてもより大きな支払いを要求されます。一方で合同会社は「有限責任」のため、会社が借金を抱えた場合も一定の限度額までの支払いに制限されます。

このような違いがあることから、合名会社はより気をつけなければならないことも多いため、基本的には避けた方がよい会社形態といえます。

合資会社の特徴
合資会社も合名会社と似たような特徴を持つ会社形態です。ただし、無限責任の出資者と有限責任の出資者の両者によって設立されるという点において、合同会社と合名会社の中間的な位置づけの会社形態といえます。合資会社は株主会社と比べて設立しやすいという特徴がある一方で、無限責任を負うという大きなデメリットがあります。そのため、基本的には避けた方がよい会社形態として認識されています。

まとめ

本記事では、有限会社について詳しく解説しました。有限会社は新規ではすでに利用できなくなっているものの、有限会社を継続して利用している会社も多くあります。有限会社には独特の社風があることもあるため、意味や違いをしっかりとおさえておくとよいでしょう。

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* 2021年12月時点

参考URL:
https://tenshoku.mynavi.jp/knowhow/caripedia/101
https://type.jp/tensyoku-knowhow/technique/job-listing/glossary/vol32/
https://sogyotecho.jp/kinds_of_company/
https://kigyolog.com/article.php
https://www.freee.co.jp/kb/kb-launch/what-is-llc/

・本記事の内容は、公開日時点の情報をもとに作成しています

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