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2020.07.31

現代に求められる、5つの「イノベーション」とオフィスのあり方

ナレッジイノベーション創出新規事業企業交流

急速な変化を続ける現代では、外部とのつながりを意識したオープンイノベーションが求められています。企業の支えとなる新しいアイデアを生み出すために、部署や会社の垣根を越えた環境を取り入れる姿勢が大事になってくるでしょう。

本記事では、シュンペーターが唱えた5つのイノベーションを詳しく解説するとともに、企業にイノベーションの発想を与える、オフィスのあり方をご紹介します。

現代ではオープンイノベーションが求められている

世の中がますます便利になっている現代においては、「オープンイノベーション」の概念が重要視されはじめています。オープンイノベーションとは、社内で提案されたアイデアだけでなく、外部からも積極的に取り入れることで、いままで自社になかったような製品やサービスを新たに創り出していくというものです。

近年では、スマートフォンなどを媒体としたインターネットテクノロジーの進化により、利用者である消費者のニーズが多様化してきています。また、新しい製品やサービスが生まれ続けている中で、世界的な競争が激しさを増しており、いままで安泰であった企業も、危機感を持って取り組んでいかなければなりません。

オープンイノベーションを活用していくことで、世の中でトレンドとなっている情報や技術を吸収し、ビジネスの促進につなげていく必要があります。

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イノベーションとは?

オープンイノベーションの考え方を取り入れていくためには、「イノベーション」の意味を正しく理解することがポイントとなります。そもそも、イノベーションとは、新しい技術やアイデアを取り入れることで、革新的なサービスや製品といった、「価値」を生み出すという意味です。一般的に、「技術」のみに使われる狭義の意味で用いられやすい単語ですが、ビジネススタイルや会社の組織などにも用いられる広義的な言葉でもあります。

シュンペーターの経済発展理論の概要と種類

イノベーションの起源は、1912年までさかのぼります。オーストリアの経済学者であるヨーゼフ・シュンペーターの著書『経済発展の理論』において、イノベーションという言葉が定義されました。シュンペーターの定義によると、人口増加や気候変動といった外部的な要因ではなく、イノベーションのような画期的な変革こそが、経済発展に必要なこととされています。

また、イノベーションを複合的な概念としており、「新しい財貨の生産」、「新しい生産方法の導入」、「新しい販売先の開拓」、「原料あるいは半製品の新しい供給源の獲得」、「新しい組織の実現」の5種類に分けて示しました。

これらの5つは、それぞれビジネスシーンに合わせて、「プロダクト・イノベーション」、「プロセス・イノベーション」、「マーケット・イノベーション」、「サプライチェーン・イノベーション」、「組織イノベーション」と呼ばれています。

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<プロダクト・イノベーション>

「プロダクト・イノベーション」は、従来にないような新しい製品の発明や開発を意味します。完全に新しいイノベーションによって起こる場合と、既存のテクノロジーなどを組み合わせることによる発生の2種類あり、いずれも新たな顧客を獲得するための重要な戦略です。

たとえば、IoTと車を組み合わせた「自動化運転」や、インターネット・車・GPSなど複数のアイデアを複合した「タクシー配車アプリ」もプロダクト・イノベーションの1つに含まれます。このように、人々の生活で求められていることを、製品やサービスとして創ることで、解決することが可能なイノベーションです。

<プロセス・イノベーション>

「プロセス・イノベーション」とは、生産工程や業務の効率を図るために用いられます。最新の技術を導入することで作業の省略を進めていき、より重要とされる仕事へのコミットや費用の削減を可能とする取り組みです。

具体的には、工場でのAIに対応した技術設備を導入することによる完全無人化での運用や、在宅勤務を推奨し、出勤時間を省くことなどが、プロセス・イノベーションに当てはまります。

企業の生産性を高めていくことで、競業他社との差を広げていく企業戦略です。

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<マーケット・イノベーション>

「マーケット・イノベーション」は、新しい販路を開拓することを目的としたイノベーションです。生産した製品やサービスを必要としている消費者に対して、適切なルートで届けることで効率性を高められます。

特定のジャンルに強い代理店を経由して委託販売を行うことで、自社にはない潜在顧客の獲得が可能です。また、近年では、SNSを用いたマーケティング戦略がさまざまな企業で行われており、大規模な販路拡大も行われています。

<サプライチェーン・イノベーション>

製品を生産するために必要な原材料の仕入れ先や、消費者に届けるまでの方法を最適化するのが、「サプライチェーン・イノベーション」です。調達の費用だけでなく、輸送など、供給に関わる全ての過程に対してイノベーションを起こすことで、コストダウンを図れます。

ただし、サプライチェーンの変更による品質の低下や必要とされない製品の開発などは、消費者離れを促進してしまう可能性があるため、戦略内容に注意しなければなりません。

<組織イノベーション>

上記のご紹介した4つのイノベーションを実行するために必要とされるのが、「組織イノベーション」です。急速な世の中の変化に合わせるためには、組織として、スピード感ある意思決定を行わなければなりません。

また、消費者のニーズに合わせて、新しい製品やサービスを創り出すには、部署を超えた社内での情報共有はもちろん、外部との連携であるオープンイノベーションの考え方を取り込む必要があります。

設立して間もないベンチャー企業だけでなく、名の知れた大企業であっても、成長を加速するために重要となる戦略です。



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イノベーションの機会創出で注目されるフレキシブルオフィス

シュンペーターが定義した5つのイノベーションを進めていくには、外部の情報を取り入れる姿勢が必要となります。そこで、オープンイノベーションの機会を創出する場として注目されているのが、「フレキシブルオフィス」です。

一般的に用いられている固定のオフィスではなく、レンタルスペースなどを利用した柔軟性のある働き方を可能としているため、部署を超えたコミュニケーションや、社外との交わりも深められます。

フレキシブルオフィスが従業員に与える影響として挙げられるのが、空間内の多様化による自発的な行動です。通常のオフィスでは、普段から同じ席に座っていることで、価値観や情報が固定化されてしまい、新しいアイデアなどの創出が難しくなります。

開かれた空間であるフレキシブルオフィスでは、その日ごとに座る場所を変えられるため、人との出会いを生み出すことが可能です。

また、フレキシブルオフィスでは、オフィスを共有している他社との交流を図ることで、今までになかった考え方や気づき、制度を見つけられます。客観的な視点から自社を見直すことで、課題や改善点を見つけやすくなるのも、フレキシブルオフィスの魅力的なポイントです。

フレキシブルオフィスについては、下記の記事をご一読ください。

記事:『フレキシブルオフィスとは?これからの働き方にフィットする5つの理由』

急速に変わる消費者のニーズに対応するためには、シュンペーターが唱える5つのイノベーションをいかに創出するかを意識した経営が必要とされます。さらに、イノベーションを進めていくためには、積極的に外部とのつながりを深めることを意識した「オープンイノベーション」のマインドを取り入れることが重要といえるでしょう。そのためには、フレキシブルオフィスなど、オープンなコラボレーションから、アイデアや気づきが生まれる環境を整えることが重要です。

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記事:『大日本印刷が語る「WeWorkで創出するイノベーション」と「渋谷での新たな挑戦」』
記事:『3ヶ月で150社と商談!静岡市に聞く WeWork を活用したプロモーションとは?』

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* 2020年10月時点
** 2020年6月時点

最終更新日:2020年10月2日


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・本記事の内容は、公開日時点の情報をもとに作成しています。

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