WeWork 内観
2020.09.29

注目のオープンイノベーション手法!アイデアソンやハッカソンとは?

ナレッジイノベーション創出新規事業企業交流

企業で既存の価値観を打ち破り、新しい商品を生み出すには、オープンイノベーションの考え方が重要です。近年では、新しい知識や技術を多様なメンバーで共有し、新しい価値を創造することのできる「アイデアソン」や「ハッカソン」に注目が集まっています。
 
本記事では、オープンイノベーションに関する基本的な情報と、オープンイノベーションの手法として注目を集めるアイデアソンやハッカソンのメリット・デメリットについてご紹介します。

新たなアイデアを創り上げるオープンイノベーション

昨今、オープンイノベーションという言葉がよく聞かれます。日本国内でも人気が高まりつつある、オープンイノベーションについて解説します。
 

・オープンイノベーションとは?

 
オープンイノベーション(Open innovation)とは、さまざまな立場、専門性、経験などを持つ人々がアイデアを出し合い、協力しながら、新しい価値や技術、手法を創造していこうという考えです。日本語では“共創”を意味します。オープンイノベーションをより正しくイメージするためには、まず、相反する考えであるクローズドイノベーションを理解するのがよいでしょう。

クローズドイノベーションとは、自社の中だけで研究者や専門家を囲い込み、独自の技術を確立しようとする概念で、1980~1990年頃に流行しました。しかし、クローズドイノベーションでは、新しい発想が生まれづらいことに加え、費用対効果が悪く、徐々に人気は薄れていきました。

クローズドイノベーションに対して、新しく生まれた概念が、オープンイノベーションです。自社の研究者だけでなく、外部の関連機関やさまざまな専門性を持つ人材と、アイデアを共有したり、一緒になって開発に取り組んだりすることで、時代にマッチしたプロダクトを創造できるとともに、専門性を活かした連携をすることで、開発費用の削減にもつながります。
 

・オープンイノベーションの背景

 
オープンイノベーションは、ハーバード大学経営大学院の教授だったヘンリー・チェスブロウ氏が2003年に提唱した概念です。専門性の近い、決まり切ったメンバーだけで行うクローズドイノベーション方式では、技術やアイデアの創造に限界があります。より時代に即した技術革新を進めるためには、さまざまな専門家や異なる立場の人材がともに考え、ともに活動することが必要だとの考えを打ち出したのです。

オープンイノベーションは、欧米やヨーロッパで急速に広がり、オープンイノベーションをテーマにした学会が立ち上げられるなど、ビジネスにおいて重要な考えの1つとなりました。日本でも、2010年代中盤頃から大阪ガスやデンソーなどの大手企業において、オープンイノベーションの取り組みが開始され、大きな成果を上げています。

昨今では、各企業でオープンイノベーション推進室が立ち上げられたり、経済産業省がオープンイノベーション白書を発刊したりするなど、日本においても重要な概念の1つになりつつあります。

WeWork 内観

注目のオープンイノベーション手法、「アイデアソン」「ハッカソン」とは?

オープンイノベーションの手法である「アイデアソン」や「ハッカソン」が注目を集めていますが、それらの意味を深く理解している人は少ないのではないでしょうか。アイデアソンやハッカソンについて、また、両者の違いについて解説します。
 

アイデアソンとは?

 
アイデアソン(Ideathon)とは、アイデア(Idea)とマラソン(Marathon)を組み合わせた造語です。スポーツでは、ある一定のルールのもとで身体能力に関する勝敗を競いますが、アイデアソンでは、ある一定のルールのもとでアイデアを競います。アイデアを競い合う競技会だと考えると、分かりやすいでしょう。

アイデアソンの主な形式としては、ある課題に対して、さまざまな立場の人がグループを組み、一定のルールと期間のもとでアイデアを完成させ、発表を行い、それに対して審査や評価が行われます。グループでアイデアを完成させるのが特徴で、オープンイノベーションの概念を体現した手法として、注目を集めています。

アイデアソンは、新しいアイデアを生み出すことや、固定観念などを崩すことを目的に実施され、主にIT分野で行われていました。しかしながら、昨今では、ITに限らず、さまざまな分野に適用可能なことから、地域課題を解決するために地域コミュニティで開催されたり、教育現場の課題を解決するために教育委員会で行われたりするなど、幅広く活用されています。
 

ハッカソンとは?

 
ハッカソン(Hackathon)とは、ITなどの技術を駆使するという意味を持つハック(Hack)とマラソン(Marathon)を組み合わせた造語です。ITに関して知識や技術を持つさまざまな人材がチームを組み、IT関連のある課題に対して意見を出し合いながら、プロダクトを作成し、成果を競います。アイデアではなく、技術面を競い合うことから、IT分野に特化した会社やグループが実施しているのが特徴です。
 

アイデアソンとハッカソンの違い

 
アイデアソンとハッカソンの違いを述べるとすれば、アイデアソンはアイデアのみに限定しているため、より幅広い人材がともに考えたり、多様なジャンルに適用できたりするのに対し、ハッカソンではITに関する専門性の高い人材が参加するのが特徴です。

しかし、IT分野では、技術が中心となるハッカソンだけでなく、アイデアに焦点を置いたアイデアソンも重要なことから、両者を1つにして行われることもあります。


資料ダウンロードWeb面談申込お問合せ

イノベーション イメージ
Freepik

アイデアソン・ハッカソンのメリット

アイデアソンやハッカソンの具体的なメリットを3つ、ご紹介します。
 

メリット① 最新知識や技術に触れられる

 
さまざまな背景を持った専門家と話し合いを行うため、関連分野の最新技術や知識に触れられます。自社の製品開発やマーケティングに取り入れられる情報を得られることも多く、アイデアソン・ハッカソンに従業員を定期的に参加させることで、自社企業のレベルアップにもつながります。
 

メリット② 新しいアイデアや技術を創造できる

 
競技会として実施されるアイデアソンやハッカソンでは、実際の商品を製作することはできません。しかし、アイデアソンやハッカソンでは、現代の課題にあった最先端のアイデアや技術を創造できることもあり、新規アイデア獲得に大きく貢献します。
 

メリット③ 関係の構築やコミュニケーション能力の向上

 
アイデアソンやハッカソンで同じグループでともに活動することで、新しい関係を築き、長期にわたっての人間関係を築ける場合もあります。ビジネスがきっかけで知り合ったメンバーのため、ビジネスの情報を交換し合ったり、意見交換をしたりすることができ、ビジネスライフに新しい刺激が得られます。また、新しいメンバーとともに活動することは、オープンイノベーションの基礎でもある、コミュニケーション能力の向上にもつながります。

イノベーション イメージ
Freepik

アイデアソン・ハッカソンの課題点

さまざまなメリットがあるアイデアソンやハッカソンですが、一方で課題もあります。典型的な課題点を2つ、ご紹介します。
 

課題① 実際に製品化につなげることは難しい

 
アイデアソンやハッカソンでは、ある仮想の条件のもとで課題が設定され、それを解決するためのアイデアや技術を出し合います。この課題は、各企業が抱える課題とは異なる場合が多いため、実際、短期的に製品化につなげることは難しいという課題点が挙げられます。
 

課題② アイデアソン・ハッカソンの認知度が低い

 
日本でも少しずつ認知度が増しているアイデアソンやハッカソンですが、多くのビジネスマンがその存在を知らない、また、知ってはいるが参加したことはないというのが現状です。アイデアソンやハッカソンが開催されるジャンルや地域が限定されていることもあり、興味はあるけれども、参加できないという人も多くいるようです。

また、参加する際に、どのように考え、どう進めるかについて、前提知識を共有する必要があります。共有したとしても、すぐにはうまく連携できず、効果的になプロセスを実現できないことも想定されるでしょう。運営者は、効果を短期的にとらえるのではなく、参加者への粘り強いエデュケーションを含め、中長期で考えていくことが求められます。

まとめ

オープンイノベーションの手法であるアイデアソンやハッカソンに参加することで、企業に新しい知識や技術をもたらすとともに、従業員のレベルアップにもつながります。

しかし、アイデアソンやハッカソンは、企業が実際に抱える課題とはかけ離れていることも多く、アイデアソンやハッカソンからより多くの利益を得るには、運営側として主体的に、アイデアソンやハッカソンの場を設けていく必要もあるでしょう。

イノベーション創出で注目されるフレキシブルオフィス

WeWork(ウィーワーク)は、国内6都市*(東京、横浜、名古屋、大阪、神戸、福岡)にて、フレキシブルオフィスを運営しています。

全世界で60万人以上**のメンバーが入居し、業界・業種や企業の壁を越えたイノベーション・コラボレーションを通じ、新たなビジネスの機会を創出しています。

さまざまなメンバーが集まる WeWork では、リアル、オンラインにまたがって、さまざまなコミュニティ活性化の仕掛けや仕組みがあり、新しいアイデアづくり、他企業とのコラボレーション、イノベーションの促進には最適な場所であるといえるでしょう。

イノベーションを創出するオフィスづくりについては、ぜひ WeWork にお問い合わせください!

* 2020年9月時点
** 2020年6月時点


資料ダウンロードWeb面談申込お問合せ

 
参考:
https://www.osakagas.co.jp/company/efforts/rd/innovation/index.html
https://accele.creww.me/collaboration/denso-2018-04
https://www.meti.go.jp/press/2020/05/20200529012/20200529012.html

・本記事の内容は、公開日時点の情報をもとに作成しています。

WeWork Japan 合同会社
東京都港区南青山 1–24-3
050-1742-2028

Recommended

もっと見る

WeWork All Access(オールアクセス)で、新時代の働き方を実現

WeWork 外観

WeWork では、テレワークやサテライトオフィスを中心とした、これからの多様な働き方のニーズに応えるプラン「All Access(オールアクセス)」をご用意しています。All Access(オールアクセス)は、1人あたり月額39,000円(税抜)で、国内30拠点以上の共用エリアが使い放題となるプランです。従業員にとっては、より自由な働き方と快適な仕事環境が実現でき、企業にとっては、従業員の生産性向上とオフィス費用の削減が可能となります。WeWork で、新時代の働き方を実現しませんか?

資料ダウンロードWeb面談申込お問合せ