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2020.10.16

ABWとは?自由な働き方を実現する新たなワークスタイル

ナレッジ働き方改善イノベーション創出オフィス運用コスト削減

働き方の多様化が叫ばれる今日、アメリカやオーストラリアで人気の「ABW」が大きな注目を集めています。本記事では、日本でも話題になりつつあるABWに関する基本事項について解説するとともに、ABW導入のメリットやデメリットについてご紹介します。

ABWとは?

ABWは「Activity Based Working」の略で、日本語では「アクティビティ・ベースド・ワーキング」と呼ばれます。その名称からもわかるように、アクティビティに基準を置いたワークスタイルで、従業員が仕事内容に合わせて働く場所を選ぶことができる点に特徴があります。

日本の従来のワークスタイルを考えてみると、従業員は決められた部屋にある決まったパソコンを利用し、デスクワークがメインの仕事であれば、その場所のみで1日を過ごします。しかし、固定された場所での作業は、場合によっては、業務効率を下げるとともに、創造的なアイデアも生み出しにくくなります。

ABWは、抱えている仕事、つまりアクティビティにもっともあった場所を選んで働くワークスタイルです。仕事内容に応じて、最適な場所で働くことで、業務効率を最大限にまで高めるとともに、クリエイティブな思考を活性化し、新たなアイデアを生み出すのに適しています。

具体的には、オフィス内に仕事タイプに合わせた複数の作業ルームを準備し、従業員は自身の仕事のタイプに合わせて、利用する部屋を選びます。集中して作業に取り組みたいときには、個室やデスクワーク専用の部屋で働き、創造的なアイデアを生み出したいときには、リラックスできるソファエリアを利用。単純作業の場合には、雑談ができるスペースで楽しみながら働くのもよいでしょう。

ABWは主に、欧米やオーストラリアで人気の高まっているワークスタイルですが、日本でも、厚生労働省が推進する「働き方改革」と相まって、昨今注目を集めています。

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ABWとフリーアドレスとの違いとは?

上記のABWに関する説明を読んだだけでは、よく聞く「フリーアドレス」との違いが分からない方もいるかと思います。そこで、両者の違いについてご説明します。

フリーアドレスとは、個人が特定のデスクやパソコンを持たず、好きなデスクを選んで働くというワークスタイルです。固定された席での作業は、仕事の安定化につながりますが、一方で、毎日同じメンバーと顔を合わせることになり、創造的かつ革新的なアイデアを生み出しにくいともいわれています。フリーアドレスは、日常の仕事に新たな風を生み出すワークスタイルとして、一時大きな注目を集めました。

では、ABWとフリーアドレスの違いについて考えてみます。ABWとフリーアドレスは、考え方自体は非常に近いものです。しかし、フリーアドレスは「物理的な環境」に焦点が当たっているのに対し、ABWは、「物理的な環境」「テクノロジー(IT環境など)」「従業員の行動」の3点に焦点が当たっています。

フリーアドレスがオフィス内のデスクの場所のみが対象なのに対し、ABWでは、テクノロジーを駆使し、より働きやすい環境の創造に取り組んだり、従業員の行動を変えたりすることも含まれます。そのため、ABWはフリーアドレスの進化形といわれることもあります。

ABWは、職場内の物理的な環境だけでなく、ワークスタイルに関するより広い分野にフォーカスした考え方だといえます。


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ABWのメリット

日本国内でも注目が集まっているABWですが、ABWの導入を検討する際には、メリットと課題を正しく理解しておく必要があります。

まずは、ABWのメリットについてご紹介します。ABWにはさまざまなメリットが報告されていますが、特に重要とされる3つのメリットについてご紹介します。
 

メリット① 仕事の効率を最大限に高められる

 
ABWは、仕事に最適な場所で働くことができるため、仕事効率を最大限に高められます。集中したいときには作業専用ルームで作業すれば、同僚からの急な声掛けなどを避けることができますし、相談ルームを利用すれば、気兼ねなく、他の従業員と声を出しながら働くことが可能です。ABWは、仕事の効率を大きく改善できるワークスタイルです。
 

メリット② 費用の削減ができる

 
ABWを効果的に取り入れることで、費用削減が期待できます。従業員一人ひとりのデスクを準備する必要がないため、オフィスの面積を縮小することができるからです。また、テレワークを活用し、自宅やサテライトオフィス、近隣のカフェなどを仕事場所として認めることで、オフィス面積の縮小が叶い、オフィス運用費用の削減にもつながります。
 

メリット③ 創造的なアイデアが生まれやすい

 
ABWは、仕事内容に適した場所を選んで働くワークスタイルですので、ソファやカフェ、場合によっては、屋外で働くなど、異なる働き方を取り入れることで、創造的な新しいアイデアが生まれる場合があります。

諸外国では、新しいアイデアを考えるときには、あえて職場から離れ、思考がもっとも活性化される場所を選んで働く形が一般化しています。ABWでも、同じように、あえて職場から離れて働くことで、これまで考えもしなかった創造的なアイデアを生み出すことにつながると考えられます。

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ABWの課題

さまざまなメリットがあるABWですが、課題も存在します。ABWを導入する際には、これらの課題も事前に検討しておくとよいでしょう。ABWの3つの課題についてご紹介します。
 

課題① 従業員の勤怠管理が難しい

 
まず挙げられるのが、従業員の勤怠管理の難しさです。ABWで勤務場所が多様化することで、従業員の勤怠管理が非常に複雑になります。例えば、カフェで働いている場合、マネージャーはその従業員が働いているのか、それとも休憩を取っているのかは分かりません。

特に、日本は、仕事内容ではなく、仕事時間に焦点が当てられてきた背景があるため、働き方があまりにも複雑化してしまった場合、従業員や仕事を管理できなくなる可能性があります。ABWを導入する際には、従業員の管理をどのようにするのかを、事前に検討しておく必要があります。
 

課題② 結局普段通りであまり変化が起きない

 
ABWを導入した企業からよく聞かれるのが、「ABWを導入したけれども、働き方が以前と変わらなかった」という回答です。特に、職場にてルール通りに働くことに慣れている従業員の場合、ABWで働き方の自由度が増しても、これまで通りの働き方を好む、もしくは簡単に変えられない場合が多いようです。

多大な時間を割いてABWを導入したにもかかわらず、ほとんど効果がなかったという企業も存在するのが現状。ABWを導入する際には、従業員のニーズや希望についても丁寧に確認しながら進める必要があります。
 

課題③ 導入に時間・費用がかかる

 
長期的に考えれば、費用を大きく削減できる可能性のあるABWですが、導入時には当然、時間や費用がかかります。特に環境づくりに関する初期費用は大きくなりますので、しっかりと計画した上で、実行に移すことが重要です。

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ABWを導入する際のポイント

ABWの導入を検討している会社のために、ABWを導入する際のポイントについて紹介します。
 

ポイント① 従業員のニーズを徹底的に調査

 
ABWを導入する際には、従業員のニーズをしっかりと把握しておく必要があります。というのも、ABW導入後に、実際に利用するのは従業員です。管理職ベースで企画を進めるのももちろんよいですが、従業員がどのような問題を抱えているのか、また、どのような部屋やスペースを必要としているのかを、アンケートや面談などで、丁寧に聞き出しておくことが大切です。

また、従業員の希望をしっかりと取り入れることで、ABWの導入後に、積極的に新しいデザインを利用しようとする従業員が出てきます。ABWは非常に大きなワークスタイル改革になりますので、管理職と従業員が、ともにアイデアを出し合いながら進めることが望ましいといえます。
 

ポイント② 専門家とともに最適なレイアウトを考案

 
ほとんどの人々は、ABWを利用したことがない状態で、ABWの形を検討することになります。管理職や従業員が相談しながら決めることはもちろん重要ですが、そこに専門家の意見を組み込むことで、より効率的なABWの環境が完成します。逆に、専門家の意見を取り入れずに実施した場合、失敗に終わってしまう可能性が高まります。

ABWの導入には、大きな初期費用がかかる上、一度変更してしまえば、なかなか元に戻すことはできません。少しでも効果的なABWを構築するためにも、専門家と共同で進めることを強くおすすめします。

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まとめ

本記事では、働き方改革の1つとして昨今注目を集めているABWについてご紹介しました。ABWは、業務効率を改善するとともに、費用削減にもつながる注目のワークスタイルですが、正しい方法で実施しなければ、うまく機能しない可能性もあるのが現状です。

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